2年前から僕は「ヒマだと思われたい」と考えていましたが
最近よく思うのが
「悩み」の9割が「ヒマ」によって引き起こされるのではないかと考えるようになりました。
何言っているんだ、こっちは本気で悩んでいるんだ。
お前は本気で生きていないから悩んでいないんだ。
そんなご意見を受けるかもしれませんが、僕も人間なので悩むこともあります…。
でも、だいたい悩んでいるときって「ヒマ」なときだということに気がついてから
悩んでいる時間が一気に減りました。というか、ほぼゼロに近いです。
悩めることは贅沢な時間
非常に慌ただしくしていると悩むヒマさえなくなりあっという間に時間が過ぎます。
また、何かに夢中になっているときも悩む余地が全くありません。
例えば、大好きな彼女や彼氏と楽しいひとときを過ごしているとき。
相手に夢中になっているとき。
そんなときに会社の上司に文句を言われたことを思い出すことはできるでしょうか?
イライラしたり、嫉妬したり、思い出し怒りをしたり
何度も同じ問題を脳内に思い描いたりしているときは誰にでもあると思います。
でもそこには、これらができる「とき」があります。
つまり時間がたっぷりあるときなのです。
「小人閑居して不善をなす」とは昔から言ったもので
ヒマな人ほど悪い発想が浮かび、悪事を働きます。
誰かのことで悩む時間ほど贅沢な時間はない
彼女からのLINEの返事が返ってこない。
テストの結果が悪いかもしれない。
彼は浮気をしているかもしれない。
スマップが解散しちゃう…。
アイツが言った言葉がムカついて眠れない。
私は何もかも中途半端な人間かもしれない。
俺は才能がないのかもしれない。
昨日駅でぶつかったあの男は何だったんだ!
…これらの悩みは必ず自分以外の「誰か」が存在しています。
特定の誰かへの嫉妬や執着、不特定多数の誰かとの比較。
だいたいヒマになると自分以外の「誰か」について考えることで悩みが生まれてきます。
確かに相手を想う「余裕」という意味では「ヒマ」は必要です。
しかし、あまりにも「他人のことばかり」考えていて自分のことをないがしろにしていては
自分の人生もったいないです。
しかもあなたが悩んでも「相手が変わる確率」は極めて低いです。
「思いを伝える」といった「行動」が伴うなら話は別ですが
あなたが悶々と悩んでいても相手(誰か)はそんなことも知らずに
スヤスヤと鼻ちょうちんを出して眠っているかもしれません。
それってすごいもったいない時間ですよね。
動き続ける
水は流れが止まってしまうと腐り異臭を放ちますが
絶えず流れている水は腐ることはありません。
人間も同じで絶えず行動をしていれば腐っているヒマはありません。
インドの哲人タゴールは次のような言葉を残しました。
”一般の人々に忘れられがちな最も重要な真理は
自分自身が勉強しなければ
他へ教えることはできないということである。
ランプは自分自身が燃え続けることによって他を照らすように”
水のように動き続け、ランプのように燃え続ける。
夜眠れないなら無理に寝る必要はないと思います。
それなら布団を飛び出して行動に移した方が100億倍メリットがあります。
僕は妻から「2秒で寝る男」と言われます。
さっきまでしゃべっていたかと思うと次の瞬間寝ているそうです。
そうなんです、電池切れのギリギリまで行動していると
悩むヒマもないぐらいすぐに眠りにつくことができます。
今何かイライラしたり、モヤモヤしたりしている人は
その原因が何なのかをちょっと考えてみてください。
その原因が「他人」である場合、ほぼ100%あなたはヒマな人です。
その原因が自分にあって、それでクヨクヨしている場合
やはり他者との比較があると思いますからヒマなのです。
TwitterやFacebookに
「わたしだめだなぁ」
「自分の生活が悪いのはあの政治家のせいだ!」と
ネガティブ発言を書いているヒマがあれば
部屋の掃除でもしてください。公園のゴミ拾いでもしてください。
僕もこんなブログを書くぐらいヒマなので
今からキッチンの排水口を掃除しようと思います。
にしけい