海外に来てもありがたいことに仕事ができる。オンライン。ネット。マジ感謝。小学5年の授業で初めて「yahoo検索」をした日から、ネットが当たり前にあって、これはもう依存しているとしか言いようがないと思う。あなたもそうじゃない?ネットありがたいよね。
メルボルン空港について打ち合わせを2件。オンラインでこなす。
短期集中講座は定期的にミーティングというか、いろんな話をする。1人の人と深く付き合うほうが性分に合っているのかもしれない。定期的にミーティングをしていると、話す内容や質問内容が変わってくる。その微妙な変化に気づいて嬉しく思うこともある。
もともと占いを勉強されている方や、長年占い師をしている方が学び直したいということで申し込まれることもあるし、占い師になりたいわけでもないけれど習ってみたいという方もいる。今日のミーティングは僕よりも30〜40歳以上年上の生徒さんとのミーティングだった。
下手すると祖父母と孫ぐらいの歳の差がある。たまにパソコンやネットのトラブルの質問に対応することもあって、打ち合わせのためには必要なんだけど、ときどき「あれ?僕、この人の孫なのかな?」と思うこともある。
長年現場で占いをしてきたけれど、学び直したい。そして、それを学ぶときに僕をチョイスするというのは、すごい度胸だと思う。馬鹿にしているのではなく、普通にすごいと思う。こんな有名でもないし、権威があるわけでもない、それでいてとっつきにくい30歳以上年下の怪しい小僧に「教えて欲しい」と言える、その貪欲さというか、柔軟さ、真面目さは尊敬しかない。
僕が逆の立場だったらどうだろう。年齢を重ねたり、経験を積むとどうしても「プライド」が邪魔をする。今まで積み上げてきた固定観念をぶっ壊される。個人レッスンを受けられる生徒さんの多くが、初回の1〜2回の打ち合わせで表情が曇るのが分かる。
今まで積み上げてきたものを一瞬で壊される。きついと思う。初回でショックで言葉を失う方もいる。30歳以上も年下の黒い小僧に30年以上やってきたこと、正しいと思ってきたことを否定される。きついと思う。本当に。自分が逆の立場だったら、立ち直れないかもしれない。怒って投げ出してしまうかもしれない。今日打ち合わせをした方も「最初ショックで立ち直れませんでした」とおっしゃっていた。おっしゃる通りだと思う。
だから申し込みをされる方は、それだけで尊敬できるし、その時点で「変わる人」だと思う。その人自身が「変わりたい」という気持ちがあって、僕はただの通過駅みたいなものだと思っていて、その人自身の力で変わっていくだけだと思っている。
その行動を取る時点で僕は心から評価と称賛をしている。だから、それ以上は不必要に褒めることは接待だし、嘘をついておだてて褒めるのは、言う側の下心があるときだったりするので、チヤホヤすることは言わない。だけど、本当にいいなと思ったら言うようにしている。
今日ミーティングをした1人の方に「僕が急に褒めそやすようなことを言っても、嘘っぽいじゃないですか」と話すと、「でも、私は先生に褒められたら嬉しいですよ〜!」と言っていた。素直な人だなと思った。最初は「手相の写真を撮らせてくれなんて、(長年やっているから恥ずかしくて今さら)お客さんに頼めませんよ!」と言っていたけど、今では1回のミーティングで必ず10人以上の手相の写真を集めてきてくださるようになった。本人に伝わると喜んでしまうので、ブログに書くことにしたけど、その行動の変化が本当にすごいことなんだよね。
それにしてもメルボルン(タラマリン)空港は快適だ。客引きもいないし、トイレも綺麗だし、ネットもつながる。そろそろバスに乗って市街地に向かいます。
旅は続く