周易講座三期のテキスト作りが終わりました。長かったような、短かったような…。今回も隔週だったのでスケジュール的に詰め詰めでしたが、終わってみると550ページぐらいでまとまりました。テキストでこれぐらいなので、講座だともっと文字数をしゃべっているので、けっこうな情報量になります。
今回の周易講座は「おりこうさん」を全て吹き飛ばして、突き進みました。周易の本、おりこうさんが書いた本が多すぎるんだよね。頭が良すぎると逆にバカになるの?ってぐらい、おりこうさんによる妄信・猛進した媒体が多いですよね。だから、易経や周易が眠くなる&つまらなくなる人が多いんじゃないかなと考えています。
今回は全ての卦を抽象化して「記号」や「図」で表現しています。易経の原文通りに漢字の意味をたどっていくと、現行の易経解説本ってめちゃくちゃノイズが多いことに気づきます。「そんなこと書いてないし案件」が多いんですね。伝言ゲーム&人間は見たいものを見る性質があるのでしょうがないんですけど、漢字は象形ベースなので本当はもっとシンプルに解釈できるのになぁと思いながらテキストを作っていました。卦の説明も、例えば既済はX、未済は◯で説明が終わりだったりします。
あとは類似した意味の漢字を重ねて使っていたり、韻を踏むように意味を重ねている部分もあって、易経ってけっこうオシャレな言葉遊びをしているんですよね。三期目にして、なんかこう頭がいい人たちが全力で遊んで作った感があることに気づきました。頭が柔らかくないと、その遊び心やおもしろさに気づけないんですよね。クールでチルな感じ(漢字)で熱いバイブスキメてくるんスよ。エキキョウ、マジでエグいっすよ。
↑こちらの記事でも書きましたが、周易の本は講座受講者のみ配布&追加販売していきます。
周易講座はスケジュールを圧迫するので、今後は当分開講できなさそうです。
ひとまず今は全て走り切った達成感を味わいつつ、他の講座の準備や校正を進めていきます。
にしけい