「嫌いな人」に対しても「依存」や「甘え」が起きていたりする

反面教師はアンチテーゼです。このアンチテーゼを原動力にしていると、テーゼ(前提)が崩れると途端に原動力が失われてしまうことがあります。

「母親が強引に話を進めたり、干渉してくるところが嫌い」で、「自分はそうならないようにしよう」と反面教師にすればするほど「母親の嫌いなところ」のイメージが強く固定されるんですね。

「嫌いな部分」というイメージが、ある意味「支え」になっているわけですね。「嫌なところ」を前提に反面教師は成立している。だから、実はこれは「嫌いな人」に対する「依存」や「甘え」なんですね。

「母親は実は強引じゃないかもしれない」
「本当は弱くて寂しい人なのかもしれない」

と考えることができれば、少しずつイメージが壊れていくのかもしれません。

親は親で「うちの子はいつまでも未熟で何もできない」というイメージを壊すことができれば、子離れが進むのかもしれません。

親離れ、子離れといった「独立」というものは、その人物に対する「イメージ」を壊すことで成立するのかもしれません。

 

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だいたいのトラブルって「(部分的)イメージの固定」で起きてる気がする
特定のイメージを固定しようとすればするほど、現実はそのイメージとはかけ離れている。

 

そのイメージを固定したいということは、手放したくない何かがあるのでしょうね。

 

 

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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