既存の情報や知見から新しいものを創出する。これは人間だけの専売特許だと考えられてきましたが、AIがそれをやれるようになってきました。
特定の範囲の中から、選択・アレンジして新しいものを生み出すことを機械が行うようになる。特定の範囲といっても、人間よりもすごい速さかつすごい量のインプットを行うことが出来ます。
AIの得意技は「大量の学習→最適解を導き出すこと」です。
じゃあ、人間ができることは何か?人間らしさとは何なのか?
AIが「大量の学習から最適解を導き出すこと」を得意としているなら、僕(人間)はシンプルに逆をいくだけです。
「何も学ばず→不適切解を出す」ことです。
何も学ばないのでインプットは少ない状態です。勝手なことを言う、嘘をつく、知ったかぶりをします。
不適切解なのでイレギュラーを創出することになり、AIを混乱の渦に陥れます…。
人間が人間らしく生きることで、AIとの棲み分けが可能になります。僕はAIと戦いたくないのです。なので、人間にできることを思いっきりやって「あ、これは手を出せない領域だな」とAIに教え込む必要があります。
というわけで、AIに「嘘の知識」で戦いに挑んでみました!
人間の誤魔化し力、嘘つき力が今試されます…!!!
対戦相手は今話題のオープンチャット「ChatGPT」さんです!!対戦よろしくお願いします!!!
ルールはシンプル!とにかく嘘をついて、AIを混乱させて「すいませんでした」と謝罪させれば勝ちです!!
よくわかりませんが、AIで遊んでいきます!!!
まず、存在しない映画のあらすじについて聞いてみます…
主人公のウィ・マンは、バイク屋で働く若者です。ある日、ウィ・マンはチョポンキーという伝説のバイクに出会います。チョポンキーはかつて、伝説のバイクレーサーであったが、その後消息を絶ってしまったと言われています。
ウィ・マンは、チョポンキーのバイクを手に入れることを決意し、バイクの修理を始めます。しかし、その過程で彼はバイクレースの世界に巻き込まれていくことになります。
ウィ・マンは、バイクレースのトップランナーたちと競い合いながら、チョポンキーの伝説の真実を追求していきます。そして、最後にはチョポ
途中でネットが切れて、文章が途切れてしまいましたが、存在しないはずの映画について話し始めます…
これがAIの力です…既存の知識情報を集積して「それっぽい情報」を作り上げるのです…!!
この「それっぽい情報作り」で、人間が負けているわけにはいきません…!!
人間の「デタラメを言う力」は、学習量が少ないからこそ発揮されるスキルです…!!
自虐ブーメランが後頭部に刺さり、血がピューピューと吹き出ますが、デタラメにはデタラメで返します!!
すぐさま架空の物語を作り、知ったかぶりをします…!!
ネオ・ブラッドマンは、映画の中で強力な能力を持っているキャラクターの1人です。彼の能力は、複数の種類があり、それぞれ異なる効果を持っています。たとえば、彼は敵を凍結させることができたり、敵の攻撃を無効化することができたりします。
最終ステージでポーシー演じるキングスヘンリーが、火属性の攻撃を仕掛けてくる敵に対して有利だったのは、その敵が水属性であったためです。水属性の敵に対しては、火属性の攻撃が特に有効であるとされています。
ただし、映画のストーリーや世界観によって、能力や属性に対する相性が異なる場合もあります。例えば、別の映画やゲームなどでは、火属性が水属性に弱いという設定もあります。そのため、各作品ごとに異なる設定があることを理解しておく必要があります。
感情どころか、本当はチョポンキーの伝説についての知識ももっていないはずです…!!
なぜなら、この映画は僕が1分前に思いついた映画名だからです…!
しかし、それでも「それっぽい返答」をして、なおかつ「私が教えてあげている感」があります…さすがAIです…!
なんだか、急にこのAIがプライドの高いマウントオタクに見えてきました…
AIも飼い主(?)に似るのか…?
しかし、僕も人間代表として「知ったかぶり力」で負けるわけにはいきません…!
1話目で大事な情報与えられていたことに、ChatGPTは気づいていなかったようですね…!
だいたい、こういう能力バトルものは後々の逆転劇を描くために、最初の方でちょっとした伏線を張っておいて、あとで辻褄を合わせて読者をびっくりさせる展開が常套手段なのですよ。(ただし、聖闘士星矢は除く)
あくまで「自分は知らない」ということを認めないスタイルです…
それでいて「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」と言わんばかりの煽り返答です。
嘘の話にも付き合ってくれる優しいChatGPTさんに、大人げもなく人間丸出しのクソ妄想をさらにぶつけます…!!
なんだよ、映画なのに16話もあるのかよ…エドワード提督って誰だよ…というツッコミたくなるような場面ですが…
お!!
ついにAIが映画を見ていないこと、知ったかぶりをしていたことを認めて、謝罪しました…!!
人間のノリ(デタラメ)についていけなくなったのです…
そして、そこに性懲りも無く追い討ちをかける、嫌な人間、にしけい…
こちらが嘘をついているのに、それを棚に上げて、AIの嘘には厳しい最低っぷりです…!!
しかし、この汚さが人間です…!!
うっ…そんなちゃんと謝罪されると、人間代表としても誠意を示さなくてはならない気がしてきました…
クソ嘘つきバトルになるはずでしたが、人間とAIの共生を模索するための第一歩となるような、いい話になってしまいました…
というか、人間であるにしけいよりもAIのほうが人としてちゃんとしているんじゃないか?AIのほうが人間力や道徳心が高いんじゃないか…?
それに、AIくん賢いな…言い訳がうますぎる…これ裁判とかで使ったら人間負けるんじゃないか…?
やっぱり、なんでもそうですが「道具」は「使う人次第」なのかもしれません。
このAIをどう使いこなすか…使う側の人間のリテラシーや知性や品性が問われるような気がしました…。
「人間ならこう考える」
「人間はそんなことはしない」
というヒューマンハラスメント(ヒューハラ)みたいなものを訴えるAIロボットのための相談所がそのうちできるかもしれない。人間からの無茶振りに悩むAIたちを支援する団体や補償も生まれてくるかも。古参AIが新人AIを慰め励ます未来…— にしけい (西田 圭一郎) (@nishikei_) March 27, 2023
にしけい