[トルコ旅行記9]【運ゲー】世界遺産トプカプ宮殿の宝物庫とマムルークカード

サバサンドに続き完全に運ゲー要素の強いイスタンブールの観光名所といえば、ダントツで「トプカプ宮殿」です。

トプカプ宮殿の門

 

今回の旅はそもそも未知の要素と運ゲー要素がけっこう多く…

トルコ入国

HESコードのハードル

観光地各所の状況

帰国時のPCR検査

実際にフタをあけてみないとわからない「シュレティンガーの猫な旅」でした。

だからこそワクワクするというか、それをいかに乗り切るかが占い師冥利に尽きるというか…ひとつひとつが真剣勝負でした。

僕は占いは好きですが占いに丸々依存することはせず、可能な限り「現実的要素」を詰めて、あとは運ゲーの部分を占いで「どの程度、どうなりそうか?」を見るために使っています。(今後考えが変わるかもですけど)

どっちに転んでもいいようにいろいろ策を練るのも好きなので、結果的には「だいたいうまくいっている」と思っています。もしかしたら「うまくいく」の基準がゆるいのかもしれません。

とは言いながらも、けっこう何も考えず「とりあえずやってみるか」ということもよくあります。

今回も「考えても、占ってもしょうがないか」というところまで詰めたので、とりあえずトルコにきたわけですが…

 

トプカプ宮殿宝物殿名物「スプーンのダイヤ」

オスマントルコ帝国時代の栄華をそのままに残すトプカプ宮殿は世界遺産にも登録されており、定番の観光名所です。

トプカプ宮殿で気取るにしけい
トプカプ宮殿で気取るにしけい

 

世界でジョジョ立ちシリーズinイスタンブール
世界でジョジョ立ちシリーズinイスタンブール

 

トプカプ宮殿は建築物としての価値もさることながら、宝物殿にはいろいろな「お宝」が所蔵されています。

中でも86カラットの「スプーンのダイヤ」と呼ばれるアホみたいに大きくて貴重なダイヤが有名で、これを見るためにトルコを訪れる人も少なくないそうです。

しかし、この宝物殿はちょくちょくいろんな理由で閉館されることがあります。多くが改装工事らしいのですが、今回僕が訪れたときも宝物殿は改装工事中でした。

「スプーンのダイヤ」見たさにトプカプ宮殿を訪れるも、改装工事中で泣く泣く見れずに帰国する人もいるらしく…

トプカプ宮殿の公式ホームページも「今ならダイヤ見れるよ!」「○月○日から見れなくなるよ!」といったアナウンスがなく、こればっかりは現地からの情報がないと、本当に運ゲーです。

結論から言うと今回僕は、このスプーンのダイヤを見ることができました。

改装工事中でしたし、コロナの影響で人が集まることを避けるために見られないようになっているかな…と思ったのですが、宝物殿の左横の建物の武器庫シリーズのコーナーに展示されていました。

写真撮影禁止だったので、あのダイヤモンドの美しさをお伝えできませんが…

石や宝飾品に特に興味がない僕でも「これはもうちょっと眺めていたい…」という魔的な魅力がありました…。

なんというか、輝き方の分散の仕方がすごく上品というか…大きいのに全体がまとまっていてシンプルというか…こればっかりはすみません、実物を是非見て欲しいです…!

あまり宝飾品に興味のない僕でさえ「見れてよかったな」と思えるぐらい美しいものだったので、おそらくアクセサリーや宝石が好きな方が見たら、その素晴らしさに衝撃を受けると思います。

そして何がラッキーだったかというと、Go To Turkeyキャンペーン(トルコに行きやすい時期)だったので、宝物殿が空いていたのでじっくり宝石を独り占めするように眺めることができました。15分ぐらい眺めていたと思います。非常に贅沢な時間でした。

 

イスラムの模様や色使いは芸術的というか、いちいち可愛いんですよね。

宝物殿がなくても十分美しい建造物だと思います。

 

タロット・トランプの先祖マムルークカード

トプカプ宮殿には15世紀ごろに作られたと推定されるマムルークカードというものが所蔵されています。

実はこれが見たくてトプカプ宮殿に来ましたが…

トプカプ宮殿をさまようにしけい

トプカプ宮殿内を探しまくった結果、どこにも見当たらず…係員のおじさん3人が暇そうにしていたので「マムルークカードはこの施設内にありますか?」と尋ねたところ

「それならここにはなくて、国立考古学博物館 (İstanbul Arkeoloji Müzeleri)にある!」「そうだそうだ!そのはずだ!」「うんうん」と力強くアドバイスをもらい、いざ考古学博物館へ。

考古学博物館も、立ち入り禁止以外の場所をくまなく見たのですが、そもそも「カードを作る年代よりも1000年前ぐらい」の展示物が多くて「カード??」という感じでした。

結局、国立考古学博物館でも係員の方に聞いてみたのですが「ここにはないよ」とのこと。

イッツ、タライマワシ!!!

トプカプ宮殿の3人のおじさんもおそらく悪気はなかったのでしょうけれども、トルコ人はちょっとテキトーなところがあるようで(それが良さでもあるんだけど)、話半分で聞いた方が良さそうです。

ドラクエの村人「村から西に行くと大きな城があるよ」

推理小説の登場人物「確か昨日は16:30頃に帰宅して、22:00には寝たなぁ」

といったフィクションとは違い、「実際」はテキトーな情報が多いよなぁ…と再確認させられたトプカプ宮殿でした。

またいつかリベンジするぜ!!

つづく

[トルコ旅行記10] イスタンブールからカッパドキア(ネヴシェヒル)へ

 

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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