どこまでいってもプレイヤー(人間)だから。

 

この記事の続きですけど、いろいろごちゃごちゃ考えたり、述べたりするじゃないですか。

哲学とか宗教とかって「理想論」みたいなことをあれやこれやと高尚な言葉を並び立てて説明するじゃないですか。

そういうのを考えるのも確かに楽しいかもしれないし、いいのかもしれないけど、結局のところそれを述べてる人も人間なんですよね。

なんかあたかも「自分は俯瞰してるから人間を超越してる」みたいな視点から「みんなもこういう風に考えたほうがいい」とか「こういう考え方で生きた方がいい」とか言うんですけど、けっきょくそれを言っているあなたも人間なんですよね、と思うことがあって。

「私はプレイヤーではなく観察者なのでボールが転がってきても触れません」みたいな態度で線を引いてるつもりなんだろうけど「あなたも人間(プレイヤー)なんだぜ」と。審判(観察者)側でいるつもりだろうけど、本当に俯瞰した立場から見たらどうみても1人のプレイヤー(人間)ですからね。

何自分は「ゲーム自体には関与していないので安全なんです」みたいな態度とってんの。いやいや、あなたも頭数に入ってるから。

偉そうなことを言っていたり、人間離れしているようなことを言っておきながら、けっきょく寝て、ご飯を食べて、排泄して、コンビニ行ったりもするわけですよ。体調を崩す時もあるし、悩むこともあるでしょう。

理想論とか机上の空論を語るのは勝手だし、いくら「私は誰よりも俯瞰して観察できてる、みんなもそんな風になったほうがいい」というようなことを言っても、殴られたら痛いし、お腹も減るし、生きていくにはお金もある程度は要る。

こんなことを言うと「当然のことを何を今さら」とか「知性が感じられない」とか「知識や語彙が欠落している」とか言い出す人もいるんでしょうけれど、「自分は誰よりも理解していて、自分は知識をもっている」と思っている人ほど何もわかっていなかったりするんですよね。

そんな部分が自分にもあったなと思い、怒りと反省と自戒を込めて。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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