思わぬ「ちゃんとハンコが届くのか問題」で肝を冷やしたわけですが
無事、おばあちゃんから「ハンコができたよ」という電話があり受け取りに行きました。
領収書には「全8点」と書かれていましたが、個人の実印なんかも併せても全部で6点しかなく、2つ何か足りないものがあるようでしたが、無事社印ができてきたのでスルーしました。
基本的に忘れてることや、自分が抜けてることはやっぱりどこか優先度が低くて。抜けてるものや不備に対して「どうしてこうなった」と時間とエネルギーを注ぐのはもったいないと考える主義です。
で、そんな感じの僕でも無事に会社を作ることができたのは
Freeeという会社設立支援サイトのおかげだと思います。
僕が会社作りでやった手順
1.Freee登録
2.個人実印の印鑑登録→区役所 印鑑証明発行
(ここは少し多めに発行しておいた方が楽です)
3.個人印鑑証明書をFreeeにアップロード
4.100均で電子定款用CD-Rを購入
5.Freeeを通じて専門家に定款作り申し込み(5000円)
(この業務を司法書士に依頼すると40,000~100,000円ぐらいかかります)
これだけです。ほぼFreeeのサイトの指示に従って入力していくだけです。
これだと電子定款込みで206,900円(定款代別で155,000円)で会社を設立できます。
もちろん補助金とか使えばもっと安くできるでしょうし、逆に人に依頼すればもっと高くなります。
「自分でやるより安い」と謳っている司法書士事務所などもありますが、他の手数料などが取られたり、強制的にその事務所の税理士さんをつけなきゃいけないみたいな上手な仕組みを作っているケースが多いため
「自分のペースでやっていきたいよ」という人はFreeeがオススメです。
もちろんFreeeも、会社設立後に「会計ソフト使いませんか?」とか「税理士さんにお困りじゃないですか?」という電話やメールがきますが、いかんせん対面ではない分断りやすいので、僕みたいな人にはオススメです。
意外と簡単に作れるじゃん
僕が想像していたよりも安く、簡単に、スピーディに会社って作ることができて。
もちろん、作ってからの方が大事なのでしょうけれども「起業する」とか「会社設立」とか「社長」といったキーワードへのハードルが3から0ぐらいになりました。
おそらく僕が学生のころとか何も考えず漠然と生きていたころは、会社設立へのハードルは150ぐらいあったと思います。普通の人はそれぐらいあると思います。
小学校の卒アルの将来の夢に「社長」とか書くぐらいですから、なんか「社長=すごい」みたいな固定概念があったと思いますが…。
結婚の婚姻届同様に実際自分がやってみると「こんなもんか」と思うことってけっこうあって、食わず嫌いならぬ「やらず怖い」みたいなところがたくさんあると思うんですよ。
なので、会社設立に対してのハードルがもともと低かったのですが、やっぱりゼロではなかった。でも、今回これを体験してみてどうってことないなと思えるようになりました。
で、定款の準備が出来たら、公証役場に行って電子定款を受け取りに行きます。
名古屋駅公証役場なう。
対応してくださったおばさまに
「社名ポンってかわいくて覚えやすいですよね(微笑み)」とお褒め頂きました。和やかな雰囲気のなか手続きは進みました。社名が「ギャングギャングキラー」とかじゃなくてよかった…。— 株式会社ポン (@PON_why) 2019年4月19日
かなり早く来ちゃったけど対応が穏やか…公証役場って遺言とか相続のときにお世話になるのね。
— 株式会社ポン (@PON_why) 2019年4月19日
電子定款ゲット!
— 株式会社ポン (@PON_why) 2019年4月19日
ということで、このあたりも公証役場の方々に優しくご指導いただいて、言われるがままにポンポンとハンコを押して完了。
まったく仰々しいものはなく、ほぼ流れ作業です。
公証役場へ行く際は52000円持っていけば、おつり100円かえってきます。
資本金っていくらぐらい必要なの?
定款を受け取ったら、今度は資本金を設定します。
このとき税理士さんに相談してみましたところ「いくらでもいいですよ」という回答が。実際いくらでもいいみたいです。
ただ、業種や業界によっては1000万円以上必要とか、口座のやりとり金額が大きくなる場合も200万円以上必要とか、そういう特殊ルールはあるものの
僕は単純に占いの研究だったり、あとは新しくなんかいろいろ実験したりして遊びたいな、ということだったので50万円にしました。
で、最初はこの50万円をどこかに上納したり、預けたりする必要があるのかなと思っていたのですが、これまた全然イメージと違っていて。
自分の口座に50万円の「入金」の記録があればOKだそうなので、僕の口座Aから50万円を引き出し、口座Bに入金。このときの通帳を証拠として提出すればOKなのです。
で、このときに銀行や口座によっては一度の引出限度額が50万円以下だったりする場合もあるので、50万円を超える資本金の場合はATMを2日に分けて訪れたり、窓口に行かないとおろせなかったりするので
特に理由がない場合は50万円以下の資本金設定だと楽だと思います。
もちろんこのときに手数料はかかりますが「送金」でもOKみたいです。
つづく