水平思考
(すいへいしこう、英:Lateral thinking)は、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法である。エドワード・デボノが1967年頃に提唱した。(wikipedia)
論理的思考や分析的思考を垂直思考(Vertical thinking)として、論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしている。
これに対して水平思考は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法である。
垂直思考を既に掘られている穴を奥へ掘り進めるのに例えるのなら、水平思考は新しく穴を掘り始めるのに相当する。(wikipedia)
↓ここで書いたことを四字熟語で表現していた先人たちがいたんですね…。
関連記事:
易やタロットをやるには水平思考が求められる
易経のよみ方、卦の判じ方としては水平思考型でなければならない。
…
易に親しむということは、多面的に考える考え方に馴れるということでもあります。つまり、水平思考の練習です。
(現代易占術 錢 天牛)
ある問題の答えと思われるものは、一つ二つなら誰でも思いつく。
三つとなると優秀。四つ五つなら博士級。百も出せば天才。
正しい答えは必ずその中にある。
林 髞
垂直思考とは根本的に違い、最初から「答え」にはたどり着くことを目指してはいない。
どちらかというと機械的に無数の候補を作り出し、その中から選ぶ考え方です。
これって気学をやる上でも必要だし、卜術ではもっともっと大事な要素になります。
堀江さんが言う「越境者」にも通じるところが
ホリエモンの「多動力」にも水平思考に通じるものが。
「水平分業型」の反対は「垂直統合型モデル」で、その代表としては、テレビ業界がわかりやすい。
テレビ業界は各局が番組制作から電波の送信まであらゆるレイヤーの業務を垂直に統合している。
…
反対に、インターネットは「水平分業型モデル」だ。
電話もフェイスブックも、動画もゲームも電子書籍も、すべてスマホ上のアプリという一つのレイヤーの中に並べられる。
…
すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果”タテの壁”が溶けていく。
…
あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。
(堀江貴文/多動力)
思考の壁を超える。
常識とか思い込みとかの壁を乗り越えて、水平に物事に取り組む。
水平思考力を身につけるには、壁を越えるチカラも必要になる。
廊景谷シイチ氏のBL小説の中でも
自分自身が培って来た「性」という固定観念を振り払おうと葛藤し自問するサラリーマンの姿が描かれています。
男も女も関係なく人を見る目が変わっていた。
壁がひとつなくなったことで、視野が広がったことを実感した。
俺は自分の中にある性の壁をより完全に壊したかった。
そんなことを考えながらも、「そうではない人間の皮」をかぶり、俺は会社員と夫と父親をこなしていた。
(廊景谷シイチ/既婚アラサー♂が男色に味をしめたわけだが)
新しい世界の扉を開ける。
これも越境者、水平思考力を高めるためには必要なんでしょうね。
なぞなぞ・もしも話・推理小説
水平思考力を身につけるための訓練として
すごい簡単なところでは「なぞなぞ・もしも話・推理小説」あたりだと思います。
まず「そうきたかッ!!」という感覚を味わうことで、思考の突貫工事が行われます。
↓まずは小学生になった気持ちでこれを
「もしも話」は実際にありえなさそうなことを妄想する遊びです。
自分が電車の車掌だったら…
ディズニーランドでミッキーに財布を盗まれたら…
好きな女の子が実は夜寝るときにチクワをくわえて呼吸をしていたら…
「突飛な条件」を自分につきつけてリアルに妄想してみます。
妄想の材料には推理小説がけっこうオススメです。
推理小説の主人公や登場人物に自分を置き換えて、自分ならどうするかを妄想します。
こうすることで推理小説のトリックがわかったときの「そうきたか!」がより濃厚になったりします。
まずは、水平思考の提唱者エドワード・デボノの本を読んで基本を押さえてみるのもありです。
水平思考の世界/エドワード・デボノ
にしけい