この度、新刊「占術覚書(Kindle版)」を出版しましたので、お知らせいたします。
この本は占いをいかに活用するかを模索し続けている男性の備忘録をまとめた本です。僕は高専~大学院まで化学を専攻してきましたが、気づいたら占いを生業にしていました。
占いも先人たちの積み重ねではありますが、当たる時と当たらない時があります。最初は手相の性格診断のようなことをやっていたのですが、次第に「本当に当たっているのか?」ということを追求し出した結果、「現象を重視する」という方向に向かったのです。もちろん、その間に様々な占いの書物を読み漁り、実際に当たるかどうか検証を続けました。
本書は具体的なテクニックや「AならばB」というパターン集でもなく、具体的な話はなるべく避けて書きました。なので、読む人によってはつまらない内容だと思います。過去に手相の本をKindleで出版して、ミスマッチゆえにあまり良い評価をつけられなかった経緯もあって、今回はあえて誰もが食いつかなさそうな地味で、よくわからないタイトルをつけました。不必要に煽るとミスマッチが起きますし、具体的な話を書くと無駄な論争が起きるので、避けました。
ただ、ここに書かれていることは机上の空論ではありません。抽象化するためには無数の具象(知識、経験)をインプットする必要があります。実占(実際に占うこと)を繰り返し、本当にその占いや手法が当たるのかどうか?どういう方法なら当たるようになるのか?を模索した上で重要かもしれないことを1冊の本にまとめました。
占った結果が当たっているか当たっていないかを繰り返していった結果、なんかそれっぽいかっこいい「絶対当たる!秘伝の術!」みたいな本を書ければ、よかったのですが、やればやるほどそのようなことを口が裂けても言えないなということに気づきましたし、やればやるほど「よくわからないこと」が増える一方です。
今回は大きく下記の4つについて私見を述べています。
時期予測と運命について
国や業界など広範囲を占う
占いの機能と役割
境界線と抽象化
本書が何かしら1つ2つ、新たな知見をご提供できればいいなと願っております。
にしけい