南米のウユニ塩湖のときは、スマホしかもっていかなかったため星空の美しさをうまく伝えられなくて残念だったので
今回のモンゴルの旅は、普段は全く触らない僕ですが、妻の一眼レフカメラ(NIKON D7100)を拝借して旅立ちました。
一眼レフ童貞にしけい
小学生のころ「写ルンです」で、家の中の電灯の傘の写真を同じようなアングルから何十枚も撮って
「もったいないことをするな!」と母親に叱られて以来、僕はカメラというものに本当に縁がありませんでした。
他にも、フィルムカメラで自分がお風呂に入っている様子を撮って、フィルムの現像のためにカメラ屋に行った母親に恥ずかしい思いをさせたこともあります。
現像が終わった写真を取りに行った母は、カメラ屋で「この写真でお間違えないですよね?」と確認のために見せられた写真が、小学生の僕の裸体ばかりだったのです。
息子の息子が写った写真をカメラ屋のおばさんに見せられる母親の気持ちを考えると、さすがの僕もこのときばかりは反省せざるを得ませんでした。
…
このような惨劇が重なり、我が家では「にしけいにカメラをもたせるとロクなことがない」という至極当然の宇宙法則が生まれたのです。
そんな僕に10万円以上もする一眼レフカメラを貸し与えてくださった妻。
もしかしたら妻は救世主(メシア)の生まれ変わりなのではないかと疑わざるをえませんでした。
そして、モンゴルに到着…天候は絶好の写真撮影日和…
神よ…私にもう一度写真を撮ることをお許しいただけるのですね…
質問しまくる素人にしけい
絶好の撮影チャンスを逃すまいと、日本で調べて行ったニコンのホームページのスクショを頼りに星空撮影用の設定を始めます。
参考サイト:Nikon はじめての天体撮影
このサイトは本当に役に立ちました…。
そして、今回は国立天文台の「星のプロ」から星空撮影の手ほどきを受けられるというカメラ童貞の全身から体液が溢れ出るありがたいツアーでした。
参考サイト:風の旅行社 モンゴルの大草原で星空観察5日間
星のプロに質問しまくり、ピントまで合わせてもらい、ピントがズレないようにガムテープまで貼ってもらう、おんぶに抱っこのカメラ童貞でしたが…
手厚いご指導のもと、素晴らしい天の川の写真が…
(NIKON D7100: 3.5/f, ISO5000,バルブ25sec)
小学生のころは自分のキンタマの皮の写真ばかり撮っていた僕が
みなさんのお力添えの甲斐あって美しい天の川の写真が撮れるようになりました…
そして少しずつ慣れてきた僕は、カメラの魅力に取り憑かれます。
せっかくモンゴルで撮るならゲルのシルエットと一緒に天の川を撮りたいな…
ISOやバルブの時間を微調整したり、撮影の角度を変えたり…
寒いはずなのに、撮っては確認、撮っては確認…を繰り返し…時間を忘れて撮影しまくります…。
自分が狙った通りの写真が撮れたときは思わず「やった!」と言って一人草原で大喜び。
何これ、カメラ、めちゃくちゃ面白いんですけど…!!
少し慣れてきた僕は自分を写して動きを出してみようと試みます。
これは僕が教祖になった際に、布教用パンフレットの表紙に使うための写真です。
(NIKON D7100: 3.5/f, ISO5000,バルブ20sec)
このあたりから「いかに天の川の無駄遣いができるか」というテーマが浮上します。
これはサルからヒトへ進化するおなじみの図を一人で再現しました。
毎回海外で撮影している世界でジョジョ立ちシリーズinモンゴル。
無駄に自分を増やして天の川とダダかぶりを狙います。
↓これなんて天の川どころか貴重な流れ星の瞬間も無駄遣いしています。
贅沢オブ贅沢な写真にも関わらず
僕が撮ろうとしていたのは「どんなボールでも止めそうなすごいゴールキーパーの写真」です。
狙った通りの1枚になって大満足でした。
カメラ面白い!!
今までカメラには(母親に)辛く悲しい思い出(をさせたこと)しかなかったこともあり
カメラに凝る人の気持ちがイマイチ理解できなかったのですが
今回のモンゴル旅行で「カメラってすごいマニアックで面白い世界なんだ!」ということがよーく分かりました。
メシア(妻)には一眼レフカメラを無事返却しましたが、近々自分でカメラを買おうと思います。
NIKONのD750という機種を狙っていますが、とにかく素人なのでいろんな人に話を聞いて自分に合ったカメラを選びたいと思います。
にしけい