インド旅行記2-14 怪しさは快適さにつながるのかも?

他の記事でも書きましたが…

僕は普段から全身黒づくめで、だいたい黒いスカートをはいています。

僕にとっては普通のことなのですが、日本でも「男なのにスカート?」「男?女?」といった怪訝そうな目で見てくる人もいます。

 

インドでも身体検査の場面で「フィーメイル(女性)?」と聞かれたり、男性トイレで「女性はあっちだぞ」と言われたり、日本人以上に濃い顔と強い目力で怪訝がるインド人が多かったです。

それに加えて「コリアン?チャイニーズ?」とか「ツーリスト?ビジネス?スチューデント?」といったことも質問されました。

興味はあるけれど、話しかけられない人もいたり、怪しいヤツだと思い距離を取る人もいました。

「その髪型は日本では流行っているの?」
「日本ではそのスカートは伝統的なの?」
「そのヘアースタイルはそれでいいの?」

(全部イエス!と答えておきました笑)

それに加えて今回は特に目的のない旅ですから「どこに行きたいの?」「タージマハル?テンプル?」といったタクシー運転手たちの誘い文句にも「I don’t have purpose」というと、静かに去っていきました。

意図や目的を明らかにしない。意思表示をしない。そういったよく分からない存在というのは、まわりを不安にさせたり、困らせることもあるかもしれませんが、意外と快適さを提供してくれるのかもしれません。

立ち上がらなければ、対立は起こりません。独立も孤立も、立ち上がるから起きます。

立ち上がること、奮い立つことが、必ずしもうまくいかせるかというとそうでもないのかもしれません。

曖昧に、グレーゾーンにしながら、なんとなくやっていく。それで長く続いていくならそれもいいのかなと思います。

 

 

グレーゾーンで、曖昧なままで存在してるもの、いっぱいあるよね。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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