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2014年9月15日 カンボジア アンコール・トム
「カンボジア=アンコール・ワット」といっても過言ではないのですが
アンコール・ワットの北北西にあるアンコール・トムも魅力的な遺跡のひとつです。
おそらくツアーなどで行けば、まとめて連れて行ってもらえるんじゃないでしょうか。
文字通りデカイ アンコール・トム
アンコール・トムの「トム」はクメール語で大きいという意味だそうです。
敷地面積的にも、アンコールワットより大きく、やっぱり四方は川に囲まれています。
カンボジアって雨ばっかり降ってジメジメしていますから、夏の富山をさらに暑くしたような感じです。
水が多いからなのか、水を使うのがうまいというか、水に慣れているという感じがします。
やっぱりこういう濃い顔の国の人たちが作ると…
仏像も濃い顔になるんですね…
日本の仏像がいかに薄い顔が多いか思い知らされます…。
「とりあえず女神様は踊らせておけばいい」と言わんばかりに女性っぽい神様はフニャフニャと踊らせています。
9世紀頃まではヒンドゥー教が国教だったカンボジアですが
何度もトップが入れ替わり、12世紀ごろには仏教とヒンドゥー教がミックスされる形になります。
現在では、カンボジア人の9割が仏教徒です。
日本は仏教を神道とミックスさせちゃうし、仏教の柔軟性にはやはり不思議な魅力があります。
タ・プローム寺院
映画トゥームレイダーの撮影でも使われたということで、雰囲気がありますね。
このお寺は、先ほどのアンコール・トムとは逆で
12世紀末に仏教の寺院として建立されてますが、のちにヒンドゥー教の寺院として改修されています。
ローマのパンテオンも途中からキリスト教の集会場として使われたり
建物をそのままにして、宗教を変えるっていうのはどこでも行われていたんですね。
現代風に言うと「居抜き工事」といったところでしょうか。ファミマだったところがセブンに変わるみたいな感じですかね。
学生の日本人観光客たちが「ONE PIECEの空島みたいだ!」と騒いでいるのを聞いて
「いやいや逆でしょ…」と一人ツッコミ。
自分の吉方位である、年盤西南西一白水星同会を使用してきただけあって
水生木(すいしょうもく)のエネルギーをたっぷり補給できて、来た甲斐がありました…。
旅は続きます…。
にしけい