まさかのタージマハル。そして、別れ(インド旅行記13)

 

2013年1月15日 日本時間22:22 インド時間18:50 Agra

 

電車待ちの間に日記を書こう。あと2時間ぐらいでくるのかな。

22:00発の電車でも1時間遅れとか平気であるみたいだから、もっと遅くなるかもしれない。

とりあえず、この電車を逃したら帰国不能確定なので、にしけい君は必死なのです。

 

それにしても、コビンさん最後まで本当にお世話になったなぁ。

 

たくさんご飯もごちそうしてくれたり、チケット手配してくれたり、タージマハルを見せてくれたり。

 

タージマハルは入場しなかったけれど、対岸側(タージマハルの裏側)から近づいて見ることができた。

 

 

 

タージマハルの塀に立ち小便しているインド人もいたり、たくさんゴミが落ちていたり、観光地なのにこんな扱いでいいのかなと思ったりもしたけど、タージマハルの姿は立派で何度も1人で写真を撮った。見ることができないと完全に諦めていただけに本当に嬉しかった。

 

 

~別れ~

 

「チップ、いくらならもらっていいの?」

 

「800ルピーで…」

 

「でも、タージマハルをタダで見せてあげたでしょ?」

 

「え、じゃあギリギリ1000ルピーで!」

(なんやかんやで取るとこ取るんやな…)

 

「OK、じゃあその日本円の500円玉もちょうだい!」

 

「いいよ、お守りにでもしてください!」

 

「Thank you very much,Kei!」

 

 

僕の財政状況を全て伝えてあったので、足元見られていた感はあるけど、かなり良心的だと思った。

 

しばらく、話していて

「うーん、本当に帰れるか心配だな…100ルピーあげるよ!これでバスで空港まで行けるでしょ!」と最後まで惜しみない優しさに目頭が熱くなった。

 

コビンさんの車を降りて、こみあげたものが少しこぼれ

「まだ旅は続くんだ!自分がしっかりしなきゃ!」という気持ちから、最後はニコッと笑って手を振ることができた。

 

コビンさんは日本製のシェービングマシーンが欲しいと言っていたので、日本に帰ったら送ってあげようと思う。ピーナッツはいらないって断られました…。

 

残金520ルピーと5ドル。日本円で1100円。あと3日、なんとかなる…かな。

 

にしけい

写真で振り返るアーグラからバラナシ(インド旅行記13.5)

▶︎ブログ記事一覧へ

関連記事

書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

無料メルマガを読んでくださっている方の手相を解説する企画です。まずは1000人の手相を解説します。Youtube手相談室で解説しています。

月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

記事カテゴリーで検索

 
お買い物カゴ
上部へスクロール