[トルコ旅行記14] カッパドキアのグリーンツアー2(ウフララ渓谷とピジョンバレー)

カッパドキアのグリーンツアー、地下都市デリンクユの次はウフララ渓谷をトレッキングします。

が、歩くのはちょっとしんどかったのでここはサラッと上から写真だけ撮影して通り過ぎました。

ウフララ渓谷の景色

ドライバー兼ガイドのおじさんも「え?行かないの?」と驚いていましたが、「I’ve walked enough everyday」ということで。次にいきます。

せっかくなので、近くにあるナル湖(nar lake)で株式会社ポン社員旅行の全社員の集合写真を撮影してもらいました。

ナル湖でちょこんと座るにしけい

 

途中、山をくり抜いたような洞窟があり、中に入るとキリスト教の教会跡地を破壊したイスラム教の集会所になっていました。

キリストの顔を削ぎ取られた壁画

天井に美しいキリスト教のフレスコ画が施してあったようなのですが、キリストの顔の部分だけが意図的に削り取られていました。10世紀〜11世紀にかけてフレスコ画が作られたそうなので、その頃はまだ東ローマ帝国がこの地に根付いていた時代です。

トルコは主流となる宗教がキリスト教からイスラム教へと変遷する中でこのような歴史的建造物が多く、先ほどの記事で紹介した地下都市デリンクユも迫害を受けたキリスト教徒が隠れ住むために使われていた時期もあったようです。

日本でもキリスト教や仏教を弾圧した歴史がありますが、こうやって露骨に顔を削り取るというのは何かだかなぁ…という気もしました。イスラムは偶像崇拝禁止なのですが、それを削るというのは逆に偶像崇拝になるのではないかと思うのですが、キリスト教を廃止したい気持ちが強かったのでしょうね。「信じる」というのは何なのでしょうね。ムハンマドが説いたイスラム教はこのようなものだったのでしょうか。「純粋に信じる」という気持ち以外に政治的意図などの不純なものが入るとこのようなことになるのかなーといろいろ考えさせられました。

ウフララ渓谷でトレッキングが終わった地点では、渓流沿いに飲食店が立ち並び観光客たちを客引きが待ち構えていましたが、今の時期本当に観光客がいなくて完全に閑古鳥が鳴いていました。

ここにくる直前に美味しいピザを食べてきておなかいっぱいだったので、客引きの方々には申し訳ないのですが、何も食べずに立ち去りました。

ひとりの客引きに声をかけられて「I’m already full (もうおなかがいっぱいです)」と答えると「Why!?Why!?」と怒鳴られたのですが、なんかもうこのおじさんは哲学者なのかと思ってしまうぐらいでした。

「満腹」とは何なのか?本当に自分はお腹が減っているのか?空腹とは何だろうか…?これはこれで考えるものがありました。もしかしたら僕は真の満腹に達していないのかもしれません。

そんなこんなで、このあたりは10分ぐらいで通過して、次はピジョンバレーへ。

 

ピジョンバレーもトレッキングできるのですが、ここも株式会社ポンの全社員の集合写真を撮影してもらい通過しました。

ザ・観光名所…というスポットでも全然積極的に参加しようとしないし、いまいちテンションが上がらない謎の日本人の青年に「よくわからんな」というような雰囲気のガイドさん。

しかし、ピジョンバレー近くで見つけたとあるものに「車を止めて!」と興奮する、にしけい…!

ガイドさんが「え?」と驚く間も無く、車を飛び出すにしけい…!

つづく!

[トルコ旅行記15] カッパドキアのお墓はちん…だった!

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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