2016年末ごろから風水の先生のもとで風水を学ばせていただいております。風水の中でも特に屋外の巒頭派風水(らんとうはふうすい)を重点的に教わっています。
巒頭派風水とは、家屋の周辺環境や家内のインテリアなどの「場」「形」などから、その建物がどのような運勢になるか観る流派です。すごくざっくり言うと「テーブルの形は○○が良い」「T字路の出会い頭に家を立ててはいけない」といった具合です。
僕が4年前に弟子入りした気学の世界では、象意を観察するときに巒頭を用いるものの、どちらかというと気学は理気の要素が強いと思います。
理気はその土地の力の強さや移り変わりから性質や未来を読み解く占いです。システマチックで規則性があります。
巒頭と理気は両方導入すべき要素ですが、一見すると対極に存在し、時には理気と巒頭で互いに批判し合う場面もしばしば見受けられます。
僕は理気寄りから入ったのですが、最近巒頭を学んでいる中で「あ、これって手相と相性がめちゃくちゃいいんじゃないか」と思い始めました。ゆえに、手相をある程度習得された方は次に巒頭派風水を学ぶといいかもしれません。
なぜ手相と巒頭派風水は相性がよいのか…
巒頭は地や家の「相」を読み解くのと同じ
1つ目の理由は手相と巒頭は共に「相術」だからです。
山の形が「丸い」と判断するのも手相の線が「長い」と判断するのも感覚によるところが大きいです。
この感覚は一朝一夕では身につきませんが、手相占いをある程度習得していらっしゃる方はこの相対比較の感覚は染み付いているはずですから、巒頭派風水の相の判断は比較的早く習得できると思います。
巒頭派風水は手相にはない具体的な解決策の提示が可能
手相の弱点でもある「具体的解決策の提示」ですが、これも巒頭派風水の場合比較的容易に可能になります。
例えば、感情線の乱れからくる浪費や淫蕩などが顕著に見られた場合、お風呂まわりや玄関からのアプローチと関係している可能性が考えられます。
逆に「恋人がなかなかできない」という人には、それが達成しやすいインテリアの配置などを提案できます。
巒頭派風水を学んでいると「改善策の提案には非常に細かい気配りが必要」だと感じます。
家の立地、周辺状況、門、玄関、階段、トイレ、風呂、ドアの位置、2階に何があるか…などなど観るポイントは多岐に渡ります。
しかし、ここで手相である程度その住人の性質が分かれば観るポイントを絞ることができるためより的確で具体的なアドバイスができるかもしれません。
手相と巒頭派風水も相関があるとしたら…
手相と家相には相関があると以前記事で書かせてもらいましたが、手相と風水にも相関があるようです。
巒頭派風水は形や印象から体調や性格に影響が出ます。「相」による無意識の刷り込みがその家の住人に影響を与えるという考え方です。これは環境心理学と非常に似ています。
そうなってくると、家や事務所の巒頭が変わればそこで生活する人々の手相にも影響が出てくることは容易に想像できます。
つまり、手相の情報を参考に巒頭派風水の具体的改善策を提案したのち、その提案の効果をさらに手相でチェックできるという面白い展開が可能なのです。
以上の3つの理由から、手相占いをある程度習得して使いこなせるようになってきた人は”巒頭派風水”を学んでみてはいかがでしょうか。
にしけい