【手相×高分子化学】火星平原の赤い斑点も消えるフリーラジカル理論

 

すみません、今日は(いつもの)自己完結型記事です。

タグ 貴様は何を言っているんだシリーズをちゃんとつけておいたのであしからず。

せめて、忙しい人のためにabstract(概要)だけでもお話しておきます。

 

概略

 

西洋手相術ではざっくり言うと手のひらの中心部分を「火星平原」と呼んでいて、闘争心や自律神経と非常に関係があると言われており、やる気が出ない時や気圧が低い時や体調が優れない時やイライラして眠れない時などは赤い斑点が出てきます。

つまり、このイライラ・不安・不眠・気落ちを解消すると火星平原の赤い斑点は比較的すぐに消えてしまいます。これらの「負の感情」がなぜ発生するのか、それらを止めるにはどうしたらいいのかという実はかなり壮大なテーマを今回は高分子化学と絡ませて解説いたします。

なぜ高分子なのかというと、一応化学系を専攻してきた端くれでもありフィルムに関する営業を経験してきているからです。といっても今回ご紹介するのは本当に高分子でも基礎の基礎の部分なのであまり偉そうなことは言えません。

ただ、自分の考えを表現するときに「そういえば高分子化学にこういう理論あったなー」という情報がどこかに刷り込まれており、それが一番しっくりきたので絡ませてお話しさせて頂きます。

 

負の感情の正体

 

まず、「負の感情」の正体について僕なりの考えを記述します。「負の感情」これはすなわち不安定さです。「定」を取って「不安」としていただいても構いません。

 

「ジョジョの奇妙な冒険第3部」でDIOが言ったように「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」ことはほぼほぼ間違いないと思います。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-10-14-22-37-27

 

負の感情が生まれる「きっかけ」

 

安心とは反対の不安(負の感情)ですが、これが発生するためには「きっかけ」があります。

それは「恐怖」だったり「未来」だったり「トラウマ」だったり「何気ない誰かの一言」だったり。人それぞれです。

高分子化学(すごい乱暴な言い方をするとプラスチックを作るための化学)では、この「きっかけ」をイニシエーター、つまり反応開始剤と呼んでいます。

%e9%96%8b%e5%a7%8b%e5%8f%8d%e5%bf%9c

 

initiator(創始者)の頭文字をとって「I」と表記されていますが、これがある分子と反応することでRはフリーラジカル、つまり「不安定」な状態となります。

式中では「R・」と表記されイライラや不安状態だと思ってください。不安定で安定になろうとするため、他の分子(上記式中 M)に攻撃をしたり電子を奪おうとします。

 

フリーラジカルがある限り、他の分子を連鎖的に攻撃し続けます。イライラが続いている状態というわけです。この連鎖反応を行い分子を大きくしていくことを「重合」と言い、これがプラスチックを作るための基礎反応になっています。

%e9%80%a3%e9%8e%96%e5%8f%8d%e5%bf%9c

上式では矢印の右側の「A・」がまた他の分子に攻撃して、大きくなっていくことを表しています。

 

人間もプラスチックで出来ている

 

人間も高分子(プラスチック)で出来ているため、この反応が絶えず起こっており、外部から地場や光線などが当たるとストレス(負荷)がかかり、フリーラジカルが発生し肉体が錆びて行きます。

 

もちろん人間は生きようとするためこの錆びて衰えていく反応を止めようとする働きがあります。それが停止反応です。

%e5%81%9c%e6%ad%a2%e5%8f%8d%e5%bf%9c

 

不安定なフリーラジカルを止めて「ポリマー(高分子)」として締結させるいわゆる「物質化」が起こります。

 

手のひらの真ん中に位置する火星平原は「気」を司る部位でもあり、負の連鎖反応を止めない限り赤い斑点が出続け、紫色や仕舞いにはシミやホクロのようになってしまいます。

 

負の連鎖反応を止めるには?

 

1.きっかけを徹底的に潰すあるいは少ない状態にしておく。

不安定なフリーラジカルをそもそも発生させないという考え方です。

睡眠、瞑想、ランニング、スポーツなど「無心」に近づくことが具体策といったところでしょうか。反応が起こらないので連鎖反応が起こりません。

 

2.連鎖反応を起こしていることを早急に自覚する

具体策だと「自分の顔を鏡で見る」「手のひらの真ん中に赤い斑点が出ていないか確認する」といった感じでしょうか。

ただ、このような連鎖反応を高分子化学では「生長反応」と言って、ある意味いろんな自分になれる自分でもあります。

Dioが言うように不安定になるからこそ生まれる「克服」「成長」があるので決して僕は悪いことではないと思います。

ただ、この負の連鎖に気づけた場合、自分を客観視できているため「新しい連鎖反応」を起こすチャンスでもあります。

 

3.正の連鎖反応を起こして負の反応をnegligible small(無視可能な小ささ)にする。

具体策でいうと「笑顔で挨拶してみる」「思いっきり笑ってみる」「新しいことを始めてみる」「自分は天才だと1日3回は言ってみる」など結構いろいろあります。

つまり考えようによっては、「イライラ」「不安」「不満」「自分を変えたい」というフリーラジカルが発生した不安定な状態(火星平原に赤い斑点が出た状態)ほどチャンスであり場合によっては大きく事態が好転に向かう可能性があるということです。

 

あなたの手のひらは全体的にどんな色をしていますか?

手のひらの真ん中に赤い斑点が出ていませんか?

もし出ているようであれば、ゆっくり休むか「何かが変わるチャンス」かもしれませんね。

 

にしけい

 

▶︎ブログ記事一覧へ

関連記事

書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

無料メルマガを読んでくださっている方の手相を解説する企画です。まずは1000人の手相を解説します。Youtube手相談室で解説しています。

月に1〜2回ゆるっと配信しています。お知らせや占いに関するトピックを書いています。

記事カテゴリーで検索

 
お買い物カゴ
上部へスクロール