ひらめきメモ1~人間を超越するために~

 

人間は紛れもなく地球で暮らす生き物で

人間がやろうとしていることは生物同様、デザイノイドされていく。

未来を予測しようと天に答えを仰ぎ、人々の心をコントロールしようと架空の存在Xを創造する。

死者に手向ける花も、死後の世界に見ると言われている川も、性交渉の前の接吻も

全て、収斂進化によって統一されていく。

 

原因に変化がなければ結果は同じ

“人間”という原因が変わらない限り、無限の可能性があると言いながらも結果に限界が生じる。

つまり、人間が人間以外の存在になることは極めて難しい、というかほぼ無理だ。

しかし、あくまで人間の範疇で人間とは思えない姿を見せることは可能かもしれない。

 

じゃあ、それはどうするかというと…

 

 

極めて非効率なことをすることだ。

 

 

 

生物は、環境に適合したり、理想の形状やシステムを構築するために最短距離で結果に向かおうとする。

これをやめる。わざと遠回りをする。

 

でもここで、あくまで忘れないで欲しいのが「目的」に対してである。「目的」が「目的」として成立していないと、それはただの方向転換になってしまう。

 

例えば、「うどんを作る」という目的を達成するために毎朝、湘南に出かけてサーフィンをする。

ここでサーフィンに没頭してしまっては本末転倒で、波に乗りながらも「うどんってどうやって作ったらいいんだろうか」と思案することが大事だということだ。

これは、まわりから見るととてもコッケイだし「バカだなあ」と思う人もいるかもしれない。

あえて一般常識(大多数)の意見を述べるとしたら「サーフィンをしてても、うどんなんて出来るわけないでしょ」といったところだろうか。

 

しかし、これが人間が人間から、生物から限りなく遠ざかる唯一の方法だと思う。

 

つまり、まわりに非効率的な人、「あの人、もっとこうしたらいいのに…」という人物がいたら、是非応援してあげよう。

 

「あなたは不器用に見えますが、人間を超えようとしているのですね」と、優しく見守ってあげよう。

非効率な行動を応援することで、あなたも人間を超えるチャンスが得られるかもしれない。

 

さぁ、私を応援してくれたまえ!

 

 

 

廊景谷シイチ

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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