先日、カナディアンホーム株式会社様・ペットサロンbrico様とのイベントに呼んでいただいた際に、「手まず」を持参して遊びに来てくださった方がいました。

お話をお伺いすると、従来の個別の線の意味を追う手相に対して疑問を感じた時にそれについて言及している人がほとんどおらず、そういった本や人物をお探しになっていたそうです。
手まずは2017年に僕自身が行き当たった矛盾や疑問を素直に、世に問う形で書いた本ですが、真面目に取り組んで同じ考えに至った方には、ちょっとした救いのようになっているのかもしれません。
多くの人たちが正しいと考えていることを「それって本当に正しいの?」と主張するには勇気が必要ですし、反論や批判をおそれて自分の考えや意見を押さえ込んでしまう方もいると思います。マジョリティに合わせておいたほうが楽ですし、簡単です。
でも、自分なりに行動して、模索して、考えた結果、それが正しいとは思えない。自分に嘘をつきたくない。
この本はそういった方々に、「あなただけじゃないですよ」「私も何かおかしいと思いますよ」とお伝えして、自責や孤独を弱めるお手伝いになっているのかもしれません。
「この本が私にとっての手相の原点です」というありがたいお言葉をいただけて、書いてよかったなと素直に思いました。手相にこだわらず、いろんなものを知って扉を開くともっと手相も楽しくなると思います。まずは、固定観念を手放すこと。その第一歩が「手まず」なのかもしれません。
にしけい

