昨日の墓相講座でも話していたんですけど、「朱に交われば赤くなる」ってことわざがあるじゃないですか。あれってけっこう真理だなって思うことがあって。例えば、僕の出身地の富山県だと「家を建てて当たり前」という戸建至上主義という文化があって、驚いたことに県外から富山に移り住んだ人たちもその風潮に沿って「家建てたいですねー」と心境が変化する人がけっこういるんですね。その土地や地域にある風潮みたいなものがその人に染み込んでいくんですね。
それだけだと、「そりゃそうだろう」「それはけっこうありえそうでしょ」と思われるかもしれないんですけど、家系図を見させてもらっていると、病気や体質においても交わって赤くなる…が起きていることがあるんですね。
例えば、A家の男性は泌尿器系を患いやすい傾向があったとして、婿養子としてその家に入ってきたB家の男性が結婚してA家に入ってくると泌尿器系を患ってしまうようになる…というものです。
B家の家系図を見ると、泌尿器系を患いやすい傾向はないのに、A家に入るとA家の色に染まるように泌尿器系を患ってしまうようになるんですね。それで、これは土地や家なども関係している場合が多いので、必ず家系図を見るときは家相や地相なども鑑みる必要がありますし、家相や地相とは違う観点(環境汚染や水はどこから出ているか?近隣の男性は泌尿器系を患っていないか?など)からも見る必要があります。
「結婚」とか「交際」って「方向付けること」につながりますし、「範囲の限定」がおきます。なので、「結婚や交際によって流れや方向性が変わる」というのは大いにありうることだと思います。
もちろん「結婚しないこと」「交際しないこと」もそれはそれで何かしらの偏りが生まれて方向付けることになります。「孤立」「独り」という状態は偏りが大きくなりやすいので、何かしらほどよく誰かとつながりや関係性をもっているほうが健全に過ごしている人が多いなと感じます。
家系も墓相もまだまだよくわからないことが出てきますし、既存の書籍や見方だと時代錯誤が大きかったり、思想性が強かったりするので、家系や墓相をよりフラットに捉える方法を模索している書籍や媒体を今後作っていきたいなと考えています。思想性が強い本のほうが売れるのかもしれないですけど、どう見ても今後求められるのは脚色抜きでフラットな観点に基づいた意見だと考えています。
そういったフラットな観点で見た上でも、「これってよくわかんないな」「なんでこんなことが起きるんだろう」というものはまだまだあるので、探求する価値がある分野です。
にしけい