手相占いで鑑定ができるようになるために必要なこと3〜まずはキャッチャーになる〜

 

これまでに2回書いていますが

手相占いで鑑定できるようになるために必要なこと1〜カメラPCプリンタ理論〜

手相占いで鑑定できるようになるために必要なこと2〜原料メーカーになれると強い〜

 

今回はいたって普通のことを書きます。

何が言いたいかというと「人の話をちゃんと聞く」ということです。ただそれだけです。

これは占い師を目指していなくても必要な能力だと思いますが、自分の技術や知識に溺れクライアントさんの話が聞けなくなる占い師さんもいます。

 

自分への戒めも込めて

 

自分一人で占いを楽しむ分には構いませんが、占う以上「相手」がいます。「お客さん」がいます。

つまり、最低限の「会話のキャッチボール」が必要になります。いわゆるコミュニケーション能力です。

僕は大学時代の研究室でとにかくコミュニケーション能力を徹底的に叩き直されました。もちろん今も完璧とは言えませんが、昔よりマシになったと思います。なぜなら、相手の話を聞けるようになったからです。

相手が何を伝えたいのか?何を言っているのか?これをキャッチできないとトンチンカンな回答をしてしまいます。

研究室配属当初、僕も「君は”明日の天気はどうなる?”と聞かれているのに”明日はカレーを食べます”と答えているようなもんだ」と先生に嘲笑されました。

実際、僕の受け答えはひどいものだったと思います。

 

話すよりも聞く方が大事

 

「コミュニケーション能力」と聞くと「話す能力」「雑談力」と受け取ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は「誤解なく相手の意思を理解する能力」の方が大事だと思います。

今思うと僕はとにかく自分が話したいことを話すだけ話して、相手の質問や意見に聞く耳をもっていない自己中心的な学生だったと思います。そのためか、学校の成績も悪かったですし、対人関係のトラブルも結構ありました。

なので、研究室で「話を聞くことの重要性」を理解しないまま社会人になっていたら大変なことになっていたと思います。人の話を聞き対策を提案する営業職や占い師なんてもってのほかだったと思います。

 

話が聞けない占い師

 

占いにはいろんなお客さんが来てくださいます。

何か答えを求めている人

ただの興味本位で来る人

答えをもっているけれど背中を押して欲しい人

中には「ただただ話を聞いて欲しい人」もいます。

 

「答えを導き出す」ことも確かに占い師として大事な仕事かもしれません。しかし、「答えを求めていない人」も実は結構います。そういう人はただただ自分の話がしたいのです。

「それでは占い師失格だ!アドバイスをしてこそ占い師だ!」と言われるかもしれませんが、僕はお客さんの不安や悩みが解消するなら方法は何だっていいと思います。何なら占いじゃなくてもいいと思います。

実際聞きに徹するスタイルの占い師さんも結構います。キャッチャーミットをバシッとハメて、全部受け止めるぞ…!さぁ投げてこい…!というある意味パワータイプの占い師さんです。これはこれでありだと思います。

 

それよりも、お客さんがしている質問に答えられない占い師さんの方が見ていて結構キツいと思います。

【占い師がこっそり教える占い師の選び方1】キャリドヤ占い師に注意!

 

「お客さんは何を知りたがっているのか?」を無視して関係ないことを喋り続けたり、説教をしたりしても双方にとって無意味な時間になってしまいます。

もちろんそういう雑談の中でヒントがある場合もありますが…。

 

お客さんの話を聞くことで手相が見やすくなる

 

お客さんが何を求めているのかを理解すると、手相鑑定が格段にしやすくなります。

手相鑑定を始めたころ、僕が一番キツかったのは手だけをパッと差し出して「何かあったら言って!」というお客さんや友人でした。

頭の中が真っ白になって「どこから見たらいいんだろう」とテンパっていたのを覚えています。

慣れてこればパパッとそういうお客さんがきても「◯◯が◯◯ですから、◯◯した方がいいかもしれないですね!」と答えられますが、慣れないうちは「何について知りたいのですか?」と質問して見る範囲を限定した方が、遥かに手相鑑定がしやすくなります。

「恋愛」なら恋愛で見るポイントがありますし、「健康」なら健康でまた見るポイントが違います。さらに恋愛は恋愛でも「時期」を聞いているのか「相性」を聞いているのかでもまた変わってきます。

お客さんの質問や要望を得ないまま鑑定を始めるのは「どこでもいいから行き方教えて」と言われ地図を広げているようなものです。

「東京に行きたい」という目的地があってはじめて「路線図」や「時刻表」が役に立ちますし、「新幹線で行くならこの駅から乗れますよ」といったアドバイスが出来ます。

 

まずは会話のキャッチャーに

 

というわけで、占い師として鑑定するにあたって大事なことは「相手の話をちゃんと聞く」ことです。

当たり前のことを言ってしまって申し訳ないのですが、意外と自分の技術や話術に夢中になって出来なくなってしまう人がいるのも事実です。

僕も偉そうなことは言えませんが、謙虚に、真摯に、素直に、やることが上達の近道だと思います。

 

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

小学生でもすぐに読める風水・地相・家相の本を書きました。読まれた方の頭の片隅に「風水・地相・家相ってこういうことをやっているのか」というイメージが少しでも残れば幸いです。

手相の入門書としてたくさんの方々に読んでいただいる1冊です。

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