特定のトラブルや目的に対して種々の解決策やアプローチがあります。
どのような方法を取るかはケースバイケースですが、僕は「急激」で「劇的なもの」はなるべく避けた方がいいのではないかと考えています。急激で劇的なアプローチは一時的な対処としては適切な場合もあるかもしれませんが、どうしても歪みが出来てしまいます。一時的になる可能性が高いので、何度も同じようなものに頼ることになりやすく、それは依存につながります。また、歪みや依存が生まれると、継続しにくくなります。
場合によっては、それによって状況が悪化する可能性もあります。(もちろんどの段階で判断するかによって良し悪しは変わりますが)
根深い問題ほど慎重に取り組む必要があり、劇的に状況を一変させる魔法のようなアプローチは何かしら代償が付き纏う場合が多いので、なるべく自然で余裕をもったアプローチにシフトしつつあります。
どうしても、劇的でぱっと見で変化が分かりやすいもののほうが「やった感」はあるのですが、自然に続くことのほうが大事なのではないかと考えています。
アプローチ方法に答えがある
特定の問題やトラブルに直面したとき、その対処法にもその人物の人柄というか、無意識の選択が表れてきます。
下図は僕が何かの問題解決策を検討する際に、初期段階で用いるマトリクスです。
▼再現性高低軸/少しずつすぐに軸
問題を解決しようとするアプローチ方法自体に、その人の状況そのものが反映されている場合もよくあります。
なぜそのアプローチを選択するのか、なぜその人に依頼するのか、なぜその方法を採用するのか。
1つのアプローチだけではなく、上図のマトリクスのように複数の方向性のアプローチを考えることで、より有効なアプローチを選択しやすくなるかもしれません。
また、アプローチの傾向と他の行動にも相関が見られる場合が多いので、自分や誰かの普段の行動を観察することで、より適したアプローチ選択につながるかもしれません。
にしけい