「やさしさ」は「分身の術」を習得すると養うことができる。

 

「出会い方」で印象はガラっと変わる

 

 

 

 

ひとつのポジションにいられる粘り強さ

 

人を憎んだり、批判したりするのってすごく疲れます。

僕はのどアメも舐めずにすぐ噛んじゃうぐらい持続力がないので、人を憎み続けることも持続しません。

特定の組織や団体に対して嫌悪のメッセージを発信し続けたり、別れた恋人の悪口を言い続けたりする行為に対して純粋に「その持続力すげーな」と感心するばかりです。

何かを憎んだり、嫌悪で執着するのってエネルギー使うんですよね。僕は本当にすぐヘトヘトになっちゃう。

だから、特定の何かに対して批判したり否定し続けられる人というのは、すごく体力があって、エネルギーが有り余っているんだなーって思うんです。

アニメ「化物語」シリーズで苛立つ主人公やヒロインに対して忍野さんというおじさんは必ず

「元気いいね。何かいいことでもあったのかい?」と火に油をそそぐようなことを言うんですが

 

僕もいつも同じことを思います。

怒りや不満をぶちまけるにしてもカロリー使うわけですから、それができるってエネルギーが有り余って元気な状態なんですよね。

ワイドショーや週刊誌って批判的なことを書くことで「エネルギーのはけぐち」を作ること(八つ当たりさせること)も役割のひとつとしてあるのでしょうね。

だんだんあたかかくなってきましたし、元気いっぱいの人たちは外に出て運動でもしてください。

断食すると「精神が落ち着く」というのも、普段いかに過剰なエネルギーを摂取して、それを消費するために「イライラ、メソメソ」しているかがよくわかります。

やっぱりいろいろと過剰なんですよね。食べ物もエネルギーも感情も。だから「消費できるもの」が消費されるわけです。

 

忍者好きのみなさんお待たせしました

 

さてと、だいぶ話が逸れちゃってすみません。

忍者好きのみなさん、お待たせしました。

タイトルに掲げた「やさしさ」は「分身の術」習得で養えるということですが。

 

先述したTwitterの引用にもありますように

生まれた瞬間からポジションがあって、ポジションが生まれると『向き』が生まれます。

ポジショントークではない意見・意向は存在しません。すべての主張がある一定の立場から述べられています。

なので、あなたが何かをしたり言ったりすると「あなたがそんなつもりはなくても」必ず、肯定する人と否定する人が出てきます。

「中立」も立派なポジションです。

サッカーや野球なんか見ていると審判のジャッジに憤慨する人たちもいて

「中立」という立場を取ろうとしている審判でさえ、乱闘の発起人になっちゃうぐらいですから

「批判されないように生きる」には、存在を完全に消すぐらいしかありません。

「批判を怖れずなんでもやってみよう」というアドバイスをする方もけっこういますが、そもそも批判を受けずに生活すること自体が無理なので

「批判が怖い」という人は透明人間になる練習をするしかありません。

 

あれ?透明人間の話?

忍者の「分身の術」の下りはどこへ行っちゃったの?

 

ポジションを増やす

 

安心してください。

文章の帰巣本能は割と高いと自負しておりますので、手裏剣のように投げっぱなしではありませんよ。

何度も言うように

人には必ずポジションがあって、ある一定の面からしか対象を観察することができません。

あなたが感じる「好き嫌い」「快不快」もしくは「嫌悪」というものは、ある一定の面から対象を観察しているから発生します。

「好き」とか「何も思わない」だと、エネルギー的には楽でいいのですが「嫌悪」になるとエネルギー消費が激しくヘトヘトになってしまいます。

この「嫌悪によるヘトヘト」を防ぐために、分身の術を使うのです。

もともといたポジションとは違うポジションに自分を設置して同じ対象を観察してみます。

180度反対から観察する、つまりテーゼに対するアンチテーゼのポジションに自分の分身を設置することができればあなたの嫌悪や憎しみはほとんど消えるはずです。

「反対の意見」に耳を傾ける、自分に対するアンチのポジションに自分を設置してみるのです。

ここでポイントになるのが「自分自身のポジション」は変えなくてよくて、あくまで「分身」を設置することです。

自分自身のポジション、つまり「原点」が移動しちゃうと結局また一面的にしか物事を観察できませんから、必ず「分身」を設置するようなイメージを心がけてください。

この分身が増えれば増えるほど、物事を柔軟に捉えることができますし、自然とその対象を許すことができます。やさしくなれるのです。

 

分身を作って多角的に物事を観察できると得られる3つのメリット

・やさしくなれる

・新しい発見がある

・エネルギーを消費できる

 

ワイドショーを見るよりも建設的で生産性が高いです。

精神を病んでいる状態のときはだいたい分身が少ないときです。

普段から分身が5人ぐらいいるようなイメージをもって生活すると、いろいろと捗りますよ。

タルパ(トゥルパ)を作ってみるのもありです。

 

僕にはすでに僕に激似の2人の分身がいますので、昔よりもちょっとだけ「やさしさ」がアップしています。

 

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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