自分で作ったルールで自分を苦しめている真面目で頑固な人はとりあえず3回キスした方がいい

 

僕のまわりには「すっごい真面目な人たち」がいます。

彼ら、彼女らは勝手に自分で創り出した問題で、勝手に自分で悩み苦しんでいます。

「こだわり」「執着」「常識」「世間体」「こうあるべきである」といった思い込みを作り出して、それと戦い勝手に血を吐いて苦しんでいます。

 

「そんなこだわり捨てたらいいじゃん」

「なんでそんなルール作ってるの?必要なの?」

 

と聞くと、だいたいが「迷惑がかかるから」とか「みんなやってるから」とか「私が我慢すればいいから」という謎の答えがかえってきます。

 

基本的にこういう人たちは「真面目」で「一生懸命」で「自分が頑張る」ことが好きなんです。

そして、楽している自分をこれでもかというほど責め立てて自ら悩みの泥沼に飛び込んで埋もれていきます。

 

そんな真面目な我慢大好きなプロブレム・クリエイター(問題創造主)のみなさんは

とりあえず誰かと3回キスしてください。

 

変な理論、自意識を捨てようよ

 

プロブレムクリエイターのみなさんは、だいたいが「変な理論」をもっています。言ってしまえば屁理屈です。

「会社に迷惑をかけられないから」

「長く働いてきたから」

「家族のためにがんばらなきゃいけない」

「私があの人を支えなきゃいけないから」

「私は絶対お金もちになって、ただの会社員では終わらない」

 

何かにつけて「I must ○○, Because XXX」という構文を使いたがります。

プロブレムクリエイター共通の脳内定型文が存在していて、これが非常に「非論理的」なのです。

 

こういうときに「え?本当にそうなの?」と質問し返すと、彼らは黙ったり怪訝そうな顔をしたりします。

まず、こういう「謎の理論」を作り出している人は、一種の自己洗脳に陥っていますから、別の洗脳をかけるしかありません。

 

過去にカルト教団の内部に潜入したことがありますが、洗脳されてしまうと「それは違うんじゃないの?」という別の理論が通じません。

 

これだけ占いが大好きな僕も「占い信者」の一人であるように思われるかもしれませんが、意外と冷めた目で見ている自分もいます。

僕はただ単に占いが好きで研究しているだけなので、占いに没頭することはあっても占いに依存はしていないつもりです。

実際、そこまで悩みやストレスがないからです。

「この人の占いは面白そうだな、この人に会ってみたいな」という理由や新たな知見を求めるためには占いに行くのですが

占い師さんに「何をみましょうか?」と聞かれると、いつも考えてしまいます。特に聞きたいことがないからです。

だからと言って、僕の話を聞きにきてくださる方や、これまでのお客さんたちを否定するわけでもありません。

僕の研究が参考になりそうなところがあれば使ってくれればいいし、きっかけや言い訳に使うのもひとつの使い方です。お役に立てるのであれば、それはそれは嬉しい限り。

しかし、上述したカルト集団の拠点で行われていた「お金集めのための洗脳」の様子を目の当たりにして以来

僕は「依存」「洗脳」させるために占いを使うのはやめようと決めました。

 

 

そんな強力な「謎の自意識過剰から生まれた理論」とそれを盲信する「自己洗脳」を解くためには

理論を抜きにした感情…「好き」「嫌い」「怖い」「楽しい」といった生物の根源的な非思考回路にアプローチする必要があります。

 

手っ取り早くそれを達成できるのが「キス」です。

 

 

他者の肉体が、自分の体内に入り込む。快楽もしくは拒絶。

「お前はただの動物なんだ。何ごちゃごちゃ難しいこと考えているんだ」という情報を呼び覚まします。

ある意味、人質をとる強盗犯のやり方に近いものがありますけどね。人質をとる強盗犯なんて「理論」をすっぱ抜いて感情に訴えかけてくるわけですから、人間の根っこの部分へのアタックなので非常にズルイんですよね。

キスってハグとかにはない、強烈な訴求力があると思います。

よくおとぎ話でも「キスをすると目が覚める」みたいなストーリーがありますが、アレっておそらくかなり理にかなっていると思うんですよね。「目が覚める」の意味は別のものになりますけど。

 

不倫や浮気を推奨するわけではないのですが、ルールや常識にがんじがらめになっている人は、全然関係ない人とキスしてみるのもありかもしれません。初対面でキスしてみるとか。

「不純だ」「背徳だ」と思う行為であればあるほど、固定観念や常識の洗脳を破壊することができます。

 

人間相手にキスすることに抵抗があるなら、その辺にいるカエルとかミミズとキスしてみるのもありかもしれません。

大事なことは「イヤ・気持ちいい・好き・嫌い」といった感情で「勝手に作り上げた屁理屈」をぶっ壊すことです。

 

 

プロブレムクリエイターは肌がボロボロで疲れてる人が多い

 

自分で課題や問題を作り出して、それを克服しようと「勝手に頑張っている」人たちは

なぜか「ボロボロになっている自分が美しい」「我慢が美徳」みたいな考えをもっています。

男性も女性もホルモンの分泌が不十分なのか、肌艶がボロボロで、目が淀んでいます。

 

新しい人に会うのも新しい場所に出かけるのも億劫になり、新しい情報が入ってこなくなるので

悪循環に陥り、さらに思考の鳥かごの中に入り込んでいきます。

 

そういった理由からも「キス」は効果アリかもしれません。

 

とりあえず

「何かを埋めようと必死に頑張っている人」は、誰かとキスしてみてください。

「とりあえず、生で」ぐらい「とりあえず」でいいです。枝豆とかタコわさとかもキスしたあとに考えてください。軟骨の唐揚げとかもずっとあとでいいです。とりあえずキスしてください。

なるべくなら人間相手がいいんでしょうけど、好きなアイドルのポスターとか、その辺のミミズとか「とにかく生物としての基礎的な感情」が揺れ動く対象であれば何でもいいです。

人間相手にするならなるべく舌を絡ませてください。

ドキドキしてください。キュンキュンしてください。ヒヤヒヤしてください。

やってみたら、案外今まで自分が悩んでいたのがアホらしくなると思います。

 

俺は西野と計3回キスをした

 

 

 

 

とりあえず、この「いちご100%」のように「計3回キスをした」というナレーションが出る感じで3回キスしてみてください。

もし、相手が「え?なんで?」みたいな顔をしたら、このブログ記事をその場で読ませてキスをせがんでみてください。

それでもダメって言われたら、問い合わせしてください。キスしてもらえそうな口実を僕も真面目に考えます。

 

そこまで真面目に生きなくてもいいんじゃないスか?ってことです。

 

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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