お仕事やビジネスのご相談を頂く中で、「この人、もったいないな」と思うことがあります。
Aという長所があったとしても、ご本人がその価値に気づいていないのです。「自分はAではなくBが優れている」と思い込み、結果や評価に結びつかず自責し、負のループに陥る方もいます。
また、特定の性質を過剰に気にしすぎて、せっかくAという良い部分(のびしろ)があるのに、Aが死んでしまっているというパターンも見受けられます。
「あなたの良さはAですよ」ということをお伝えして、動き出す方もいれば、なかなか動き出さない方もいます。それで、この「動き出す」とは何なのかをより具体的に言語化すると、「自分の長所が生かされる場」に移れるかどうかを指します。
例えば、「あなたは新規開拓営業のような仕事が向いていると思います」という風にお伝えしたとしても、それをする場に身をおかないと、結果につながらないため、なかなか自分の良さの実感が湧きません。
自分自身の長所を生かして、それを実感するためにも「場を変える」という最低限の行動が必要です。能力や才能は相対的なもので、場を変えないとそれがうまく発揮できない場合が多いのです。
これは人間関係という場においても言えることで、自分にマッチする相手を見つけるためには、特定の相手に固執するのではなく、これまでとは違った価値観をもつ人たちに接触する必要があります。
何かがうまくいっていないという状況において、自分を変えたくないのであれば場を変える必要がありますし、場を変えたくないのであれば自分を変える必要があります。
何かの出来事がきっかけで、自分の長所に気づける場合もあります。しかし、そのような長所に気づくためにも、日頃から「自分はAは得意だけど、Bは苦手」といった固定観念を持たないことが大事なのかもしれません。
場と人の相互作用に興味関心があるのですが、今年はこの場を具体化させることにも挑戦していこうと思います。
にしけい

