自分の現状や未来について考えるときに、下記のマトリクスが役に立つかもしれません。

A. できること/やったことがある・やろうとしたことがある
B. できないこと/やったことがある・やろうとしたことがある
C. できないこと/やったことがない・やろうとしたことがない
D. できること/やったことがない・やろうとしたことがない
A. できること/やったことがある・やろうとしたことがある
最もハードルが低い・繰り返しやすいこと。無意識にやれること。現在の強み・実績。
・毎日こなしているルーチンワーク
・長年続けていて、呼吸するようにこなせること
B. できないこと/やったことがある・やろうとしたことがある
苦手分野。この状態が続くもしくは強烈だと、防衛本能が働くことも。プライド・恐怖・過去の経験などが邪魔をして避けてしまいやすいこと。
・何度か挑戦したけれど、出来ていない状態
・苦手意識を持ちやすい
C. できないこと/やったことがない・やろうとしたことがない
選択肢として認識すらしていない。未知の領域・無関心。
・全くやったことがない、未知と冒険の領域
・初心者として素直に学べる
D. できること/やったことがない・やろうとしたことがない
潜在的なスキル・才能。知らなかっただけで、やってみるとうまくいくこと。可能性や余地。
・実は得意かもしれない未開拓領域
・潜在能力がある状態、食わず嫌いの可能性
Aの「できること/やったことがある・やろうとしたことがある」の領域ばかりにいると、マンネリ化・現状維持・固定観念が強くなっていきます。
なので、Aにずっといて、体力・気力・精神力などが衰えてくると、Bの「できない/やったことがある」にシフトしていきます。例えば、小学校のときに出来ていた鉄棒の逆上がりも、筋力や瞬発力が衰える出来なくなっていきます。
Aは精神安定・安心を作る領域なのですが、Bに移行する量が増えると、Aが減っていきます。しかし、Bばかりに目を向けると、「できないこと」「足りていないこと」で溢れてしまい、どんどん積極性が失われていく可能性があります。
そのため、Cの「できないこと/やったことがない・やろうとしたことがない」とDの「できること/やったことがない・やろうとしたことがない」といった「未知の領域の開拓」が必要になります。
Cは一番得られるものが多い、経験値が多いのですが、未知すぎるため挑戦する人が少ないですし、この期間にいすぎると非常に大変です。なので、まずはDの「できること/やったことがない・やろうとしたことがない」を見つけていくほうが手堅くできることが増えていきます。

多くの人が、自分にとってのD「できること/やったことがない・やろうとしたことがない(潜在的才能)」の領域を知りたいわけですが、まず自分を見る前に「誰か」を見るほうが、近道かもしれません。
例えば、誰かにとってのB(できないこと/やったことがある・やろうとしたことがある)ばかりに目を向けていると、それは自分に返ってきます。
他者・他人の行動や性質から「できていないこと」ばかりに反応するようになると、それが自分自身の視野狭窄や発想の固着につながります。「可能性や選択肢を狭める発想」になりやすくなり、それが自分自身の思考にも反映されていきます。
なので、誰かの行動や状態を観察したときに、「この人が気づいていないこの人の良さはなんだろう?」という目線で考えていくことが大事です。「できること」「できそうなこと」に目を向ける習慣づけをするのです。
ほどよい他人からの後押しを大事に
あと、これは僕の中で結構自信がある法則なのですが、友人や知人や同僚から「○○やったらいいのに〜」「○○やってほしい〜」と言われたことは、その人にとってDの領域(潜在的才能)をドンピシャでとらえていることが多いです。
ほどよい他人って、ほどよい客観性があるんですね。ちょっと離れていて(でも離れすぎていない)視点からあなたを観察しているので、割と「ほどよい他人」からリクエスト・推薦されて始めたことは成功率が高い場合が多いです。
あとは単純にDの領域は、Bの領域と真反対なので、Bの領域の逆のことをやってみるというのも手です。
例えば、僕にとってBの領域(できないこと/やったことがある・やろうとしたことがある)は、単純作業や朝早くおきることなのですが、反対の「変化が多いこと」や「夜の作業」であれば、けっこう得意です。
いきなりCの完全未知の領域(Aと真逆の世界)にアクセスしても良いのですが、Bを使いながらDを探っていくほうが健全に「できること」が増えていくかもしれません。
にしけい


