「やらなくてもいいこと」をやると、エネルギーと「その人らしさ」が生まれてくる

小学生の長男を観察していると、無駄に飛び跳ねたり、食べ物を分解したり、読み上げなくてもいい文字を読み上げたり、「やらなくてもいいこと」をよくやります。時には危険なこともするので、僕や妻に注意されることもあるのですが、この「やらなくてもいいことをできる」という状態がエネルギーで溢れている状態です。

長く生きていると、手を抜いたり、楽をしたり、省エネで生きられるようになります。それはそれで長く生き続ける上で必要な能力です。ずっとフルパワー全開だと疲れてしまいます。しかし、省エネで生きることを続けていると、新しいことが起きないので、少しずつ衰退していきます。現状維持は退歩なりです。

「今のままでいい」「余計なことはしなくていい」「無駄なことはしない」という考えは重要です。しかし、私たちの「今」があるのは、先人たちが行った「やらなくてもいいこと」の集積だったりします。必要に駆られて生まれたこともあるかもしれませんが、これまで生きてきた人たちが全員「余計なことをしなくていい」という考えだったら、「豊かさ」は生まれていたでしょうか?

豊かさとは「余剰」から生まれます。なくてもいいもの。余っているものなんです。スーパーで買ってきたお惣菜をトレイのまま食べるのではなく、お皿に盛り付けて食べる。手間も増えるし、洗い物も増えます。でも、これが「豊かさ」なんです。やらなくてもいいことをするから豊かになるんです。

発展しない、成長しない…と伸び悩む人の多くが、「余計なこと」をやっていませんし、成長発展している人たちの多くは「やらなくてもいいこと」をどんどんやっています。無駄なことをしないでいようとすればするほど、豊かな状態から離れていくんですね。それは精神的にもです。やらなくてもいい余計なことをやることで、精神的に余裕が生まれてくるんです。

 

先日、オンライン喫茶ポンでセーラームーンのルナ(猫)になりましたが、ルナになると元気が湧いてくるんですね。

 

 

 

でも、それってルナになったから元気が湧いてくるのではなく、やらなくてもいい余計なことに時間やエネルギーを使ったからだと思います。そして、こういった「やらなくてもいいこと」にこそ、「その人らしさ」とか「オリジナリティ」のようなものにつながるんですね。

そして、動物も人も「エネルギーがあるもの」に引き寄せられます。それはそうです。できれば元気な人と一緒に時間を過ごしたいですよね。

やらなくてもいいからエネルギーが生まれるのか、エネルギーがあるからやらなくてもいいことをやれるのか。どちらが先かはわかりませんが、人生に迷ったらあなたもルナになってみるといいかもしれません。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山生まれ。19歳から手相占いを独学で始める。化学系工学修士。商社での開発営業職を経て占いを生業に独立。専門分野は手相・易・気学・家相・風水・墓相など。著書50冊以上、世界15カ国での実占経験。三児の父。

感謝の気持ちを込めて全国47都道府県で無料鑑定会を行います。ささやかながらお店や施設の宣伝もさせていただきます。

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