「かまってちゃん」は固定観念から生まれるのかも

「かまってちゃん」という言葉がありますが、自分で自分を楽しませることができないタイプの暇な人って誰かに迷惑をかけることが多いんですね。それで、なんでこんなことが起きるのかなと考えてみたんですけど、たぶん「特定の条件でしか自分は楽しめない」という固定観念が強い場合が多いんじゃないかなと思うんですよね。

例えば、「自分はAさんとパチンコを行くこと=楽しい」という固定観念が強いと、その条件以外の行動を取らなくなるんですね。特定の条件の範囲は人それぞれあるんですけど、自分で自分を楽しませようとしない人の多くが、「楽しい」の条件の中に「誰かと一緒にやる」というものが入っていたり、「楽しい」の範囲が狭い場合が多いんですね。なので、その「範囲の外」に該当する時間を過ごすのが苦痛でしょうがなくなるわけです。

一緒に過ごす人、行く場所、行動などの条件が固定化されて厳密になって、「楽しい」と思うことの範囲が狭くなると、時間の過ごし方を決める時に楽なんですけど、その範囲外の状態になると急に孤独感を感じたり、充実感がなくなってしまうようなんですね。範囲を限定する→範囲外の状態を受け入れられない→孤独を感じる→範囲を限定する→…のループに入ると、範囲の限定が強固になっていくので、まずは自分が楽しいと感じる範囲(自分が求めている条件)に気づくことが大事かもしれません。特定の誰かがいないと楽しめないとか、特定の場所にいかないと楽しめないとか、そういうことに気づけると、少しだけ範囲の外に出るきっかけになるかもしれません。

あとはやっぱりセルフイメージかなぁ。「自分は注目されるべきだ」とか「自分は他人から充実していると思われたい」とか、そういうセルフイメージがあると、そうじゃない状態が耐えられなくなるのかもね。「与えられてきた感覚」「注目されてきた感覚」が強い受動的な人にかまってちゃんが多い気がするけど、たぶんそれもセルフイメージの固定が起きてるんだろうなぁ。だいたいの対人関係のトラブルってセルフイメージの固定で起きてるんだよなー。観察は続く。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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