「嘘ついてウケるとまた嘘つく」捏造スパイラルの話

 

何気なく見ていたAmazon primeの番組の一場面。

 

嘘で作ったエピソードは身を滅ぼす

 

ネタっぽい喋りは嘘くさくなる

 

嘘ついてウケるとまた嘘つく

 

 

これなんすよねー。

芸人さんの場合「ウケる」が報酬なのですが、チヤホヤされたり、注目や同情を得たり、自分の優位性を示すといった報酬が得られる場合も癖になっちゃう場合があるようです。

話の捏造は、コストをかけずに報酬が得られるので中毒性があるんですね。

しかし、こういったものは一時的な報酬や快楽は得られるものの、どこかで化けの皮が剥がれて継続できなくなります。

無いものを作っているわけですから、不自然なんですね。不自然なものはゆがみが出てきますから、やっぱりすぐに崩れてしまうのです。しかし、一時的にでも快楽が得られると癖になって、またそれに手を伸ばすんですね。

なぜわざわざこのような不自然なことをやってしまうかというと、満たされていない部分に目を向けているからなんですね。満たされているかどうかではなく、満たされていないと思っている点に問題があるんですね。一言で言うと「寂しい」という感情でしょうか。

財布に100円玉1枚しかなくても満たされていると考える人もいれば、1万円札があっても満たされていないと感じる人もいます。満たされているかどうかではなく、どう感じるかなんですね。

この「話を捏造する癖」は僕の中で言語化と傾向の法則化が完了しているので、間取りとか部屋に置いてあるものとか現象を見ていると「あー、この人は嘘を積み上げてきたなー」というのが、わかってくるんですね。

これも良し悪しじゃなくて、それでうまく生きれているうちはいいんですよ。でも、やっぱり一時的なものにしがみつくわけですから、不安が大きくなるんですね。不安が強くなると、また嘘をついてしまう。その繰り返し。そりゃあ心身ともにキツくなりますよね。

虚と実の乖離というのは、けっこう大きなテーマで。乖離が大きすぎると思い込みパワーも効かなくなるんですね。モグラが「俺は飛べる!」と思い込んでも、鳥のように空を飛ぶのは無理なんですね。だから思い込みパワーを使うにしても、それまでにじっくり時間やエネルギーをかけて虚と実の乖離を詰めていく必要があるんですけど、捏造を繰り返していると乖離が大きくなるので使えなくなるんですね。

小さい借金を繰り返すと、ここぞというときに必要なまとまったお金が借りられなくなるような感じで、オオカミ少年みたいな状況になっていきます。こういう不自然さに気づくためにも、あんまり言葉を信用しないということも大事かもしれません。

モグラがいくら「俺は空飛べるよ」と言っても、実際に飛ぶところを見るまで信用しないほうがいいんですけど…何かを信じたい、思い込みたい人がこういった捏造を信じて、捏造の後押しをしてしまうことがあって…捏造スパイラルの渦が発生している場もあったりして、白目をむきそうになることもあります。笑

グラウンドに出来た水たまりのように太陽が照り付けたら消えてしまう一時的な場なので、放置しますけど…「おおーそういうことになってんすねー」って感想です。笑

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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