いくら牛が神様って言っても牛のうんこ踏んだら嫌じゃん

なんか「ランク分け」ってあるじゃないですか。あれがどうもよくわかんないんですね。

好きな食べ物を3つ挙げてくださいって言われるとそれなりに答えられるんですけど、順位って付けづらくないですか?

あと時と場合で変わりません?カツ丼が好きって言っても朝起きてすぐはみかんゼリーぐらいでちょうどいいなと思うし、時期によっても変動するわけです。

人間をランク付けするみたいなことも好きな人たちがいますけど、これもかなり軸を固定しないと定まらないんですね。そして、定める軸によってランキングなんてコロコロ変わるんですよね。

織田信長とスティーブ・ジョブスどっちが強いかみたいな話になったとき、比べられないと思うんですよ。

上の次元とか次元を上昇するとかいろいろあるじゃないっすか。「上の存在」とか「低レベルな感情」とか。

こういうランク付けも誰がどういう固定化された軸で判断しているのか気になるんですよね。

自由に生きる〜新しい時代だ〜とか言いながらガッチガチに固定してるんですよね。そのランク分け、格付け、誰目線?何基準なの?って思っちゃうんですね。

なので、上とか下とか絶対的に固定された軸が見え隠れする思想ってよくわかんないんですね。そう簡単に跳び箱の段数みたいに割り切れるの?ってなるんですね。

 

わくわくヤンキー怖い

あとはワクワクすることをしよう、希望をもって生きよう、楽しいことをやろう…というのもなんか怖いんですね。

言いたいことは分かるんですけど、それを推奨した時点でなんか気合いが入っちゃってるというか…(僕もそういう気合いが入った時期があった気がしますが…)

特定の感情にフォーカスを当てて限定している時点でヤンキーが「テッペン目指すぞ!夜露死苦!」って言ってんのと変わんないんですよね。

笑顔や感謝を強要したり、特定の感情を推奨するってなんか怖くないっすか?笑

夢を追いかけた方がいいとか、目標を持った方がいいとか、ワクワクすることを追いかけたほうがいいとか、ワクワクヤンキーが怖すぎる…

そりゃあニコニコしたり、ありがとうって言うのはコミュニケーションを円滑に進める上では効率的かもしれませんよ。「そりゃそうじゃ」と言いたくなりますよ。

でも、それってなんか強制するもんじゃないし、それによって優劣をつけるのも何か違うと思うんですよ。優生思想とか努力する人が偉いとか、まぁ〜考えを固定したほうが楽っちゃ楽なんですけどね。

でも、実際めっちゃ流動的で日々評価軸は変わるわけじゃないですか。生まれたときは母乳とかミルクしか飲めなくて「ミルクは美味しいし栄養も豊富で最強!」って思って一生懸命をそれを吸ってたと思うんですけど…

大人になっても同じように「母乳最強!」って言ってる人ってほとんどいないわけですよ。(いるかもしれないけど、自分の親の母乳は永続的に摂取できないので、状況は変わるわけです)

なので、僕は「余地」が少なくて、固定度がやたら高い思想が出てきた時に「え、そうなの?」ってなっちゃうんですね。

某アレフに潜入したときも、めちゃくちゃ質問しまくったんですけど、なんか固定すればするほどボロが出てくることないです?

固定すると分かりやすいし、楽なんですけどね。楽なことをしたいってことは疲れてるとか、余裕がないわけです。それで、そういう余裕がないときほど上とか下とか決めるものに頼りたくなるんですね。

生まれた時期が早いか遅いかという軸だけで決めるのが年功序列とか先輩後輩の概念ですよね。あれ、めちゃくちゃウザくないですか?笑

生まれる時期で優劣が決まるなら原生生物が最強なわけですよ。

こんな感じで知らず知らずに軸を固定して優劣を判断してることっていっぱいあるんですね。

完全にそれを無くすのは無理かもしれませんけど、うまくいかないときってだいたいそういうものに固執しているときなんですよね。

牛のウンコ踏んだら、嫌だなって思うじゃん。もちろんクヨクヨするのは良くないですけど、無理やり「牛は神様だから」とか「ウンがついた」とか思い込もうとしても、嫌なもんは嫌でしょ。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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