部分にとらわれてしまうとき「全てを流し去る1」を召喚して浄化しよう

毎日何かしら生きてる中で失敗したとかうまくいかないと思うことってあるかもしれません。そういった出来事は「部分」なんですけど、こういったものにとらわれてしまうとき。分子の「1」に引っ張られちゃうんですね。

これはどういうことかというと、あなたの仕事や作り出したものに1000人ぐらいは「いいんじゃないすか」と評価してくれたとします。その中で1人だけ「クソっすね」と酷評したとします。1000人のうち1人です。1000分の1です。1000人は「いいね」と言ってくれているのに、この1人が登場したことで「自分は全部だめだ」という状況が「部分」にとらわれている状況です。

1000人はいいねと言ってくれているのに、たった1人のNOで全てが台無しになってしまうとき。これは分子の「1」に引っ張られていることになります。この分子の1はまず0にはなりません。もう仕方ないんですね。これが1000人、1万人と分母が増えれば増えるほど、分子の1は希少性を増していきます。レアな「1」になり、特別扱いになっていきます。場合によっては神格化されるというか、もうどうにもできない「1」になっていきます。

分母が増えれば増えるほど分子の「1」(少数/部分)の存在感が増していきます。ちょうど小学校の国語の授業で習った人もいるんじゃないかと思いますが「スイミー」の「黒い魚・スイミー」のように存在感を増していくんですね。

このマイノリティノイズにとらわれてしまって、どうしようもないとき、すぐにとらわれて何も手がつかないとか、行動が阻害される人は次のことを想像してください。

まず「1000分の1」をそのままに放置しないでください。このイメージだと分母が増えれば増えるほど分子の「1」が特別感が増していきます。

なので、必ず「1ー1/1000」をするイメージを作ってください。この分数の前の「1」は「全ての可能性」という意味です。

 

「1000分の1」ではなく「1000分の999」に目を向ける。この999はあなたの可能性というか成功体験というか「今までなんとか生きてこれた事実」なんですね。あなたが何年生きてきたかわかりませんが、年数が長くなればなるほど「成功体験」の数(999)は大きくなるはずです。

どうしても「うまくいったこと」って何事もないので、忘れられがちなんですね。失敗だと思ったことのほうが記憶や印象に残りやすいんです。これは生き物としてしょうがないんですけど、それにとらわれること自体が「全体の中で損失」になっているなら、さっさと捨てたほうが得です。「うまくいってきたこと」の数も含めて考えることができれば「部分」は無視できることなのですが、これを忘れがちです。本当はあなたも「生物として生き残る」という意味ではめちゃくちゃ成功体験を繰り返しているはずなんです。それはあなたの親やその親も成功体験を蓄積していますから、本当はすごいことなんです。

「無限にある可能性」の中で「失敗だと思っていること」にとらわれているのであれば、下記のようになるはずです。

無限分の1なので、ほぼ無視していいんですね。

部分にとらわれずに生きることってなかなか難しいです。分子の「1」は0にはなりません。でも、それがどんどん特別になっていくのは「実際」と違ったりします。幻想だったり、妄想だったりします。もしこれにとらわれて辛くてしょうがないときは、1000分の1000や、無限分の無限が、存在しているとイメージしてみてください。

全てを飲み込み流し去る分数の前の「1」の存在。

僕がバーベキューでうんこを漏らした話も消えることはありませんが、限りなく薄まっているということです。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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