子育て3年目メモ「子育てはもっとテキトーなぐらいが適当」なのでは?

 

現在3歳娘と1歳息子たちと接していて感じること、子育てについて思うことをメモがてら書いておきます。

これから子育てをする、パパになる人たちのご参考になればと。

 

おそるべき「慣れ」

 

「オムツ替え」とか「お風呂に入れる」のは本当に慣れです。「できない」は甘えです。

僕も最初は「うんちのときはオムツ替え嫌だな」と思ってどこか妻に譲るようなところがありましたが

「慣れ」というものは怖いもので、今ではウンチを素手でキャッチしたり、高速で二人オムツ替えできるようになりました。

家事もそうですけど、本当に「できない」といって「やらない」人は、一生何もできません。

できるようになると、自転車に乗るのと同じように無意識に何も考えずにできるようになります。

これができるようになると、妻の負担が減り、夫婦関係が円滑になります。

そして、結果的には家事育児全体がスムーズに進むので自分がやりたいこともしやすくなります。

どう見ても「やらないまま」でいるよりも、無意識レベルでできるようになったほうがお得です。

 

子育て=男をつまらなくする?

 

「子どもが生まれてから後輩が飲み会の付き合いが悪くなった、男としてつまらなくなった」

「子育てする男=つまらないヤツ」といった批判をする子育て未経験男性もいますが

それは単純に「あなたとの飲み会に魅力がなかった」だけなのではないかと思ったり…。

魅力ある先輩だったら、子どもが生まれても付き合いは続きますし

大変ではあるものの想像以上に子どもと接している時間は楽しかったりします。

単純に楽しいと思えるのが

「家族との時間>>先輩との時間」になっただけだったり…。

 

あと、魅力度と「子どもがいるいない」は関係ありません。

子どもがいても魅力的な方はたくさんいますし、子どもがいなくてもつまらない人はつまらないです。

「子どもがいる」ということは、その人に魅力を感じ結婚しセックスをしたパートナーがいるというわけですから

少なくとも1人は「魅力を感じた人」がいるという点では評価できるはずです。

 

子どもたちと一緒に公園なんかで遊んでいると「なんとも言えない幸福感」を感じることがあります。

しかし、この幸福感に溺れて「ときめき」を追い求めなくなると、先述した「つまらない男」になるのかもしれません。

結婚して子どもが生まれてもときめきは大事ですし

僕みたいに人間以外に恋するのもありだと思います。ありだと思いたいです。ありですよね?

 

1年半は妻に寄り添う覚悟を

 

子育て3年目の父親として感じるのは、生まれてから1年半ぐらいはなるべく妻のサポートを優先させてください。

なぜならいくら自分の子どもと言えど「言葉の通じない存在」とずっと同じ空間にいるのは、精神を病んでしまいます。

もちろん子育てに参加できれば一番いいのでしょうけれど、実はお母さんたちは「他に大人がいるだけ」でもかなりストレスが減ります。

僕のまわりで子育てをして病んでしまうお母さんたちに共通することは

圧倒的に「コミュニケーション」がとれていないことです。精神的な孤立です。

特に「パートナーとのコミュニケーション」がとれていない母親ほど、気を病んでいる人が多いです。

なので、子どもがぺちゃぺちゃとしゃべったり、表情による意思表示ができるようになって「人間ぽくなる」1歳半ぐらいまではなるべく妻のそばにいてあげてください。

あとは、月に1回でも2回でも妻に「子育て定休日」をあげてください。

ワンオペ子育ては本当にしんどいです。僕も二人の子どもと1日過ごすことがありますが、正直サラリーマンの仕事の方がよっぽど楽です。

シングルの女性や、まわりに「頼る大人」がいない環境で子育てをしているお母さんたちは本当に大変だと思います。

 

二人も三人もそんなに変わらない

一人目が生まれて「いや、これ二人とか無理でしょ」と思っていたのですが

二人目が生まれてもなんとかなることがわかりました。

何度も言うように人間の「慣れ」って本当に恐ろしいもので、生まれたら生まれたでそれなりになんとかなってしまいます。

また、経済面ですが

「1人育てるのに2000万円かかる」説は神話になるのではないかと予想しています。

「大学の価値」が今後10年でどうなるかがカギですが

僕が学生時代を過ごしたときよりも「大学に行くこと」の価値が圧倒的に下がっているように見えます。

 

この調子で行くと、大学に行く費用負担が減り、1人2000万円もかからずに自立させることができるのではないかと思います。

妻が賛成するかはわかりませんが僕は子どもが15歳ぐらいになったら300万円ぐらいをポンと渡して

「これでなんとかやってみて。足りなかったら企画書書いてね」という風にしようと考えています。

もちろんそれまでに僕が知っている限りの「生きる術」は伝えようと思います。もちろん本人たちが望むならですけど。

とりあえず、3歳の娘は小学校上がる前までに自分でお小遣いを稼げるぐらいになっていると思います。

 

テンパらなくなる

 

子どもは常に予想外の行動をとりますので

仕事や普段の生活でもテンパることが少なくなったように思います。肝が据わるというか。

わずかですが他人の失敗にも寛容になったように思いますし

ちょっとやそっとじゃくじけない謎の安定感が出てきました。

「子育て」は強制的にイレギュラーに対応する能力が身につきますので

そういうドシッと構えた安定感を得たい人はオススメです。

それ以外の方法でも身につくと思いますが、子育てによってもそういう経験値は得られると思います。

 

占い師として

 

やっぱり占い師として「人間をゼロ歳から観察できる」というのは、めちゃくちゃアドバンテージです。

「どうやって人間は知識や経験を得るのか」といった「人間の成り立ち」みたいなものを知ることは本当に占いのお仕事に生きてきます。

子どものころは大きく手相や顔相が変化します。その様子を観察できるのは非常にありがたいです。

 

三人同時入浴が教えてくれた優先順位の付け方

 

子どもが二人いると、二人同時にお風呂に入れたりすることもしばしばありますが。

その中で「もっともスムーズにみんなが気持ちよくお風呂に入れる方法」を試行錯誤した結果

自分の体と頭を先に全部洗ってから、子どもたちを洗うとうまくいくことがわかりました。

 

これ何が言いたいかというと…

子育てというと「子ども優先でしょ」みたいな風潮があるのですが

逆に「まず親がやりたいことをやる」ことで、気持ちに余裕が生まれ、子どもたちにも優しく接することができて

結果的に親の気持ちを優先させた方が全体としてうまくいくのではないかということです。

 

「子どもを優先しすぎる」と、逆に子育てのネガティブ悪循環に陥ります。

まず、親が楽しく、気持ちに余裕をもってやりたいことをやる。

今後も僕はこの「自分がやりたいことをやる親である」というスタンスで子どもを育てていった結果どうなるかを実験してみます。

「楽しそうに生きている親」と「辛そうに生きている親」どちらが子どもに良い影響を与えるのか。答えは明白なのではないでしょうか。

関連記事:教育を語る前にカッコイイ大人になるべき

 

やってみると違ったものが見えてくる

 

「子育て」と聞くと「大変」「辛い」といった印象をもつ人もけっこういると思いますが

これはメディアや世論が過剰に行ってきた「子育ては大変であるべき」みたいなネガティブキャンペーンがもたらした結果です。

 

子どもを連れて買い物なんかしていると、おばあさんやおじいさんによく話しかけられます。

そして彼らは好き好きに自分の「子育て経験談」や「子育て論」を語りますが、正直時代が違いすぎて全く見当違いだったりします。

世間が作る「子育ては大変であるべき」「労力をかけるべき」みたいな風潮が、僕は嫌いです。

完全に商業思想から生まれている風潮です。

 

「子育ての先輩方」にはこれらの風潮に毒されている人もけっこういますし

そんな彼らの言葉に苛立ちを覚えたり、落ち込んだりするお母さんも多いのではないでしょうか。

「あれをやっちゃだめ」「こうするべきだ」といった「縛り」をたくさん設けて子育てのネガティブキャンペーンを進めて何が楽しいのでしょうか。

で、そういう人たちの言葉を気にせず実際やってみると案外できるし、案外楽しいです。

 

「うまくいってる人バイアスでしょ」なんて声も聞こえてきそうですが

「うまくいく」の基準が高すぎる、もしくは先述したような世間の声に基準を植えつけられているのではないでしょうか。

確かに娘の「ママがいい〜!ママの方がいい〜!」攻撃にはけっこうメンタルにきますけれど…

いろいろ実験、試行錯誤した結果得られた成功体験による快感は仕事と似ていますし

「子育て=辛い」という等式で子育て未経験者たちを過剰にネガティブな方へ煽りすぎているようにも見えます。

 

子育て本とか子育て番組を見ていて思いますけれど

全体的にまだまだ日本の子育てってオーバースペックなのではないかと。

そりゃ子どもは可愛いですよ。

でも、もうちょっと「テキトー」なぐらいが「適当」な気がします。

 

 

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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