「うちの子ゲームばかりしてるんですが、大丈夫でしょうか?」

大丈夫です。好きにさせてあげてください。

ただし、ひとつだけ言ってあげられることがあるとしたら…

ストリートファイター、スマブラ、スプラトゥーン…といったアクション要素の高いゲームではどうしても「反応速度」によって優劣がついてしまうそうです。莫大な賞金も出るゲームの大会…いわゆる「e-Sports」で食っていくことを目指すのであれば、どんなゲームを選ぶか戦略を練っていく必要があります。

本物の「スポーツ」と同じで「反応速度」は若い方が圧倒的に優位です。年齢が進むに従って反応速度が低下し、訓練していかないとかなりキツいそうです。「歳をとっても勝てるゲーム」と「若い方が優位なゲーム」があるわけです。(もちろん個人差はありますが)

なので、息子さんがもし「反応速度」を要するゲームをプレイされているようであれば、親御さんとしては一言「もう少し戦略性の高いゲームの方が長く食っていけるかもしれないよ」ぐらいは言ってあげてもいいかもしれません。ただし、何度も言うようにここもスポーツと同じで、とにかく「たくさんの練習」をして、勝っていくためには生活リズムや自分のコンディションを整える必要がある…と、超ゲーマーの友達が言っていました。

この先何があるかわかりません。

もしかしたら、親子ゲーム大会のようなものにたくさんの賞金が出る日がくるかもしれませんし、スポーツと同じでゲームのトレーニングジムのようなものができるかもしれませんし、学校の部活において「e-sports部」が一般的になるかもしれません。顧問としての採用枠が出てくるかもしれません。

何が「当たる」か「正解」になるかはわからない状況で、息子さんがせっかく「やりたい」といえるものが見つかり、それに没頭できるのであれば、下手にそれを止めると…

「あのとき母さんが止めなければ今頃ゲームでいいところまでいったかもしれないのに」とか

「父さんがゲームを取り上げなかったら僕は今頃億万長者になれたかもしれないのに」と

ネチネチ言われるようになるかもしれません。

誰かに何かを言われた・された時点で「誰かのせいに」することができます。言い訳ができます。

また、僕も常々思うのですが、自分より若い世代の子たちの方が圧倒的に「これから」の感覚をもっています。なぜなら歳を重ねれば重ねるほど良くも悪くも「これまで」の割合が増えるからです。

つまり「これから」を生きる彼らにとっては「これから」の感覚が必要で、それが最適解である可能性が高いです。

とりあえず、親としては「歳を重ねると反応速度が落ちるよ」とだけ伝えてあげてください。

僕もお年玉とお小遣いを全部ゲームやカードにつぎ込んで、アホみたいにゲームばかりしていたのですが

久しぶりにスマブラをやったら動きにキレがなくなって、あの頃のように楽しめなくなっていました…今は本を読んだりブログを書いたりしたほうが楽しいです。

とは言いながらも、今はまた違った楽しみ方ができる気がします。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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