俳句童貞が1000円でプロに俳句の添削をお願いしてみた

 

 

遊び。

 

それがこれです。

 

 

現代俳句協会・俳句添削教室

 

1. お一人、一回に5句以内
但し句と句の間を2行以上空けてお書きください。

2.添削料は一回(5句)千円です。

3.お一人、何回でも、いつでも。協会員以外も可。

4.添削指導の講師は協会幹事の宮崎斗士氏。

5.添削料千円は郵便小為替か現金書留で句に同封してお送り下さい。

6. 82円切手を貼って宛名を書いた、返信用封筒を同封のこと。

 

1句200円!安ッ!

 

こういうサービスを受けるときいつもベルベル人にしけいはすぐに計算します。

もし自分が書いた俳句を「俳句のプロ」と呼ばれる人たちに直接添削してもらうにはどれぐらい労力と時間とお金がかかるだろう、と。

 

審査員の宮崎斗士さんに、個人的にメールを送ったら返ってくるだろうか。

 

 

 

 

「お願いします」と言ったら添削してくれるだろうか。

 

やっぱり、お願いするときはキャップを脱がなきゃいけないのかな。

むしろ、宮崎氏と同じようにキャップを逆さにかぶり直したほうがいいのかな。

その方が平和的に俳句添削してくれるかな。

そんなモロモロの気苦労や労力を考えると、1句200円で添削してくれるって安すぎるでしょ。

 

タダ送るだけじゃおもしろくないからね

 

さっそく俳句を書いて送ってみることにしました。

こういうのは何事もやってみないとわからないですからね。

1週間、スマホのメモ帳で温めまくった俳句をWordに書いてプリントアウト。

郵便小為替とお返事用封筒と切手(計1164円)を入れて送付!

 

 

今回はただ添削されるだけではおもしろくないので

勝手に「採点欄」を作って送ってみました。

 

 

キャップを逆さまにかぶるヤンチャ感溢れる宮崎氏のことですから

5点とか0点とか、ぶった切ってくれるんじゃないかと。ワクワク。

 

 

これ例えば5人で添削に応募して

5人の中で「誰の句が1番よかったか」を競うことができたら、おもしろいんじゃないかなと思ったんですよね。

 

というわけで、いろんな思惑が詰まったお手紙が郵便ポストへ放り込まれました。

 

1週間ぐらいでお返事が

 

投函してから1週間たった頃、自宅ポストに届いておりました…。

 

 

 

 

 

え!しかも斗士さん個人から来てるじゃん!

 

 

これってもしかして…

俳句が良過ぎて斗士さんから直々のスカウト…?

 

ここで、僕も帽子をかぶり直します…キュッ!

 

 

いつもホンキでいきてる こいつたちがいる

 

僕もホンキで結果を受け止めます!

 

気になる俳句の点数は…

 

開いた!

 

な、なんと、トシさんがパソコンでわざわざ文字を打ち直してくださっている!

 

そして…

 

 

 

なお、点数付けはやっておりません。何とぞご了承ください。

宮崎斗士

 

 

 

 

ちょっと図々しかったみたいですね…。

 

基本的に褒めて伸ばしてくれる

 

さて、肝心の俳句の添削ですが…!

 

まずは自信作からいきましょうかね!

 

中二の春、ちょっと背伸びした二人がぎこちなく口づけを交わす情景を描いた句です。

早く実がなる「早生いちご」とちょっと背伸びした二人をかけているちょっと甘酸っぱい感じです。

 

トシさんはこういった感じの句はどう評価されるのでしょうか…

 

 

この上五中七は、たとえば恋人たちの初めてのキスの景でしょうか。

だとしたら、下五「早生いちご」の斡旋が見事に決まっています。

上五中七が「いちごを食べる」という意味でしたら、「交わす」にやや問題ありです。

ぎこちなくくちびる寄せる早生(わせ)いちご で、いかがでしょう。

 

 

おおおお!!!!

 

いきなりお褒めのお言葉を…!!!

 

斗士さんお優しすぎます…!!

しかもちゃんと「食べる方」の解説もしてくださってる!

予想外の展開であると同時に、練りに練った句が高評価で興奮する俳句童貞にしけい。

さぁ、次の句も見てみましょう。

 

 

言わずもがなこれは「手相」について書いた句です。

手を見つめながら、未来はどうなるのかなぁと考えている様子を句にしております。

 

中七の「馳せる」に実感がこもります。

できれば季語を入れたいところですが…たとえば

手のしわを見つめ馳せるは去年今年

など、いかがでしょう。去年今年(こぞことし)、新年の季語です。

 

ほほう…去年今年(こぞことし)という絶妙な言葉があるのですね…脱帽です。

ただ褒めるだけではなく、プロならではの指摘が受けられるのは嬉しいですね。

 

違和感

 

3句目はこれです。

今年の夏、美容研究家忍者みやゆうさんとセミを捕獲して食べたサバイバル体験をもとに書いた句です。

 

いや〜本当にセミを食べるのは生まれて初めての体験だったのでストレートに書いてみました。

 

 

下五「セミの味」にやや違和感ありです。ここは平明に

忘れがたいおふくろの味セミの声

で良いかと思います。

 

ぐッ…伝わんなかったか…!

やっぱりこういうところがまだまだ俳句童貞なんですよね…!

 

残りの2句は?

 

残りの2句もご紹介したいのですが…

 

すごく迷ったあげく…

 

実はけっこうガチでお褒めの言葉をいただいた句なので…

調子に乗ってお〜いお茶の新俳句大賞に応募しちゃいました!

 

 

応募するとその句は結果発表まで公表できないので、お楽しみ…ということで。

過去の入賞作品を見て審査員さんの好みの傾向も掴めたから、けっこういい線いくんじゃないかな。

 

 

プロにお直しやお墨付きをもらってから応募できると、より入選しやすくなるかもしれませんね。

あなたも現代俳句協会の俳句添削を楽しんでみては?

 

はいじん にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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