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なんか高い…?
八丈島に来てスーパーを何件かまわったのですが、なんか思ったより安くないというか、ちょっと高いんですよね。
野菜とか惣菜も少し割高感がありますし、特産品だと思っていた魚も高いし、なぜか品揃えが悪いんです。
八丈島のスーパー
野菜や魚がめちゃくちゃ安いわけではないし、むしろちょっと高めな印象。島で暮らす人たちは普段どうやって暮らしてるんだろう。皆さんお金持ちなの?家賃が安いのかな?どうしてこの島に住み続けているのか?いろいろ疑問が湧いてきます。 pic.twitter.com/USOZxmSWmr— にしけい (西田 圭一郎) (@nishikei_) September 10, 2022
島にないものは本土や他の地域から運んでこなきゃいけないので値段が高くなるのは分かるのですが、海に囲まれて海産物がたくさん獲れそうなイメージがあったので、魚売り場の雰囲気には少し驚きました。
よく地方に行ってスーパーを覗くのですが、やっぱり特産物って安いんですよね。「お!これでこのお値段!」という嬉しい驚きが、八丈島では湧いてこなかった…
豊洲価格
思い切って、この疑問を町の施設の職員のおじさんにぶつけてみました!
「なんでこんなに魚が高いんですか!」
「漁業をやる人が少ないんですよ」
「でも、魚はいるんですよね?」
「魚はいるんですが、商売にならないんです。島周辺で獲れた魚でお金になりそうなものは豊洲に持っていかれます。だからほとんど島には入ってこないんです」
「島の人はそれでいいんですか?」
「魚は自分で釣って食べるとか、誰かが釣った魚をお裾分けでもらいますが、あんまり買わないですね。島のスーパーで売っている魚は豊洲に行った魚をまた買っているようなものなので、豊洲価格なんですよ」
「そうだったんですね…」
「それにしても、あなた、なんか変わった格好してるね〜」
「え?東京だと普通にこんな人ばっかりじゃないです?あ、ここも東京でした!(ごまかし笑い)」
産業事情も変わってきている
他の施設では職員の方にこんな話をお伺いしました…
「なんでこんなに漁業が衰退しているんですか?」
「昔はもっと魚もよく獲れたんだけどね〜最近は温暖化の影響でテングサも生えなくなって、それをエサにする貝も減って、魚も減ってきているのよね」
「漁師さん自体も減っているし、魚も獲れにくくなってきているんですね。八丈島の主な産業というか、財源って何なのですか?」
「八丈島は役所(公務員)がまず多くて、次に土木工事。この2つでお金がまわってる感じ。あとは観光だけど、PRもそこまでうまくいっていないわよね」
「なるほど…人口は減っているんですか?」
「そうね。多い時で1万人ぐらいいたけど、今は7000人ぐらいかな。消費者も減ってるから島内の漁業とか、農業がポツポツ…という感じ」
「なるほど…」
「でも、もともと世界一美味しい牛乳がとれるぐらい酪農が盛んだったのよ。それで、一度その牛が途絶えちゃったんだけど、若い人が復活させようと頑張ってるのよ」
「あとは、コロナの影響で家庭菜園をする人が増えたでしょ?八丈島はもともと気候を利用して南国植物とか観葉植物の栽培が盛んだったんだけど、今は家で植物を楽しみたい人が増えて植物会社は潤ってるらしいよ」
「そういえば、僕も”えこ・あぐりまーと”行ってきました!」
気になる植物が安く売っていたのですが、飛行機で持ち帰りやすかったらもっと買ったんだけどな…という感じでした。
海もあるし、山もあるし…
光るキノコもあるし…
キョンもいるし…
キョンの飼育小屋のまわりにはなぜかスマホをいじっている中年男性が集まっているし…
おもしろい要素がまだまだありそうな八丈島です…!!
にしけい