30歳の男が少女漫画雑誌「ちゃお」を買って読んでみたら改めて自分は小学生レベルだと気づいた

 

この記事で書きましたが

【手相】人を惹きつけるバロメータ「太陽線」を濃くするには「幅」が必要!

 

経験の幅を広げるために「普段しないことをする」って別にそんな特別なことをしなくても良くて

普段全く読んだこともない本を読んでみるのも、それはそれで「経験の幅の拡大」につながると考えて

僕は月刊少女漫画雑誌「ちゃお」を買って読んでみることにしました。

 

エロ本を買った時の気恥ずかしさがよみがえる

 

今の子どもたちはスマホでエロ画像なんかすぐ見つかっちゃうから経験したことないかもしれないけれど

ガラケーの過渡期に中学生だった僕ら30代は携帯なんてもたせてもらえませんでした。

あの時代に僕らが「エロ」を調達するにはやっぱりまだまだ「エロ本」しかありませんでした。

 

僕が初めてエロ本を買ったのは中2の冬。雪が散らつく夜。塾帰りのコンビニ。サンクスだった。

ただでさえ童顔なのに、pumaの青いベンチコートを着た僕は成人に見えるはずもないのになぜか「買えるだろう」と意気込んでレジに歩を進めた。

レジにはサンクスの店長のおじさんが。「あのー、きみ中学生だよね?」と聞かれた僕は当時必死に考えた言い訳「お兄ちゃんに買ってこいって言われたんです」を言い放ち唇をギュッと結ぶ。

もちろん兄はいない。そもそも兄がいてもダメなものはダメだろう。一瞬ダメかと思ったけど僕は店長の目をジッと見つめた。

すると、店長は疲れ混じりの優しい口調で「本当は売っちゃいけないんだけどねぇ」とバーコードをスキャンしてくれた。宝物をすかさずリュックに入れ、僕は急ぎ足で帰った。店長、ありがとう。本当にサンクス。

 

あれから15年。僕は書店で再び似たような甘酸っぱい羞恥心に駆られた。

 

 

「娘に買ってきてって言われたんです」という言い訳セリフも用意していたけれど

そんなセリフを披露するまでもなくレジの女性店員は淡々と袋に「ちゃお」を詰めた。

本1冊買うだけなのに、こんなにドキドキするとは…。

 

ちゃおを読む30歳男性

 

「ちゃお」を読んでみる。

 

まず開いて1ページ目。

 

 

ピンク色すぎて目がチカチカして鼻血が出そうになりました。ポケモンアニメの「ポリゴン事件」を思い出しました。

どれもこれもピンク色でどれを強調したいのか、おじさんにはまったく分かりません。

こんな発表用の資料をパワポで作ったら、目がチカチカしすぎて会場は騒然としそうですね。

 

でも、幼い女の子たちはこのページにワクワクする。気持ちがときめく。

「見やすさ」「わかりやすさ」なんてどうでもいい。

なるほど、少女漫画に求められるものは「ときめき」なのか…と感心。

 

案の定、家に持ち帰ると「ちゃお」の取り合いになりました…

 

 

父「新しい扉!新しい世界!」

娘「あーちゃんの!あーちゃんがよむのぉ!」

息子「あだぁあだだぁ…!(タベテミタイ、クチニイレタイ!)」

 

すごい…ちゃおの求心力はここまでとは…!

これは何としてもちゃんと読まなくては…!

 

知っている漫画が皆無

 

もくじページ。

 

当然のごとく知っている漫画は皆無…だからこそ、読む価値がある…!

 

ツンデレ黒髪男子って僕のことじゃ…

 

「ちゃお」って小学生ぐらいの女の子が読む漫画なのだろうけれど

ほぼ100%が「恋愛」を題材にしたものだったので、ちょっと驚きました。

小学生の男子が「モンスター」とか「カードゲーム」に夢中になっているころ、女子たちは子孫を残すためのファーストステップを漫画から学び取っているのです。

そりゃ女子の方がマセるの早いですよね…男子が「うんこ!チンチン!ウケる!」みたいなこと言って喜んでいる間に

リアルキスの描写を読んでドキドキしているのですから。この性の格差は何なのでしょうか。

 

漫画内容の傾向としては「元気系・一生懸命系」の女の子の主人公が

ツンデレで黒髪の美少年と付き合っているもしくは恋心を抱いているパターンが多かったです。

 

 

 

本当に男の子の黒髪ボサ毛ツンデレ率が高くて

これ、もしかして僕を題材に漫画にしたら「ちゃお」で高確率でセンターカラー取れるんじゃないでしょうか。

 

 

え?小学生の女の子たちにケンカ売ってんのかって?

 

お兄ちゃんに買ってこいって言われたんです!(唇ギュッ)

 

 

顔相的にはちょっとヤバい描写も…

 

センターカラーということで

僕が買った「ちゃお10月号」のセンターカラーはこの漫画でした。

「恋して!るなKISS!!」

 

 

ちゃおの全体の傾向として最後から2ページ前のページにキスシーンが集中していました。

なんかとりあえずキスしておけば盛り上がるだろう感がおじさんには伝わってきました。

あと、キスより先の描写が出ないようにする狙いもあるのでしょうね。

だって実際のところキスだけじゃ止まらないでしょう?でもそれを描いちゃう教育委員会から何か言われちゃうんでしょうね…。

 

ちなみにこの「るなKISS」という漫画は最後の1コマで急に目が大きくなりました。

 

 

急に大きくなったのでびっくりしました。ほんの2、3ページの間にレーシック手術でも受けたのでしょうか。

顔の半分以上が目です。

少女漫画じゃよくあることなのでしょうけれど、やっぱりちょっと怖いです。

 

 

誕生月ごとのジェルペン12本が付録に!

 

この号はちゃお40周年ということで付録も豪華!

なんと誕生ストーンカラーで叶えるハッピーペンが12本も付いてきます!これはお買い得!

 

僕は7月生まれなので

恋を叶えるルビーピンク

あまえじょうずな寂しがり屋の愛され度を増幅するピンク。

恋も友情も思いのまま!

 

のペンを使ってラブレターの糊付け部分に小さいハートマークを6コ書けばいいみたいです。

僕にとってのラブレターは請求書なので、今度やってみます!

 

やっぱり星占いだよね

 

そして少女漫画といえば必ず「星占い」が最後の方に登場します。

 

いいよなーホロスコープ。

女子はホロスコープみたいな神秘的な西洋チックな占い好きだもんなー。

ここで気学とか出てきたらちょっと渋すぎますもんね。

「今月は年月同会で歳破と月破なので東の八白土星は行かないように…!」とか言われても女子小学生はよくわかんないでしょうしね。

こういうときのホロスコープのフワフワ感がズルいなーと思います。

 

僕も漫画を作りました

 

ただ買って読むだけでは飽き足らず

昔、コロコロコミックの読者投稿ページに一生懸命投稿していた「切り抜き4コマ漫画」を作ったので見てください。

切り抜き4コマ漫画はその漫画の中で作品関係なくコマを切り取って4コマ漫画を作るものです。

 

4コマその1「名前」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4コマその2「急にテンション下がるとき」

 

 

 

 

 

結論

 

スタバでコーヒーを飲むようになっても男子は結局小学生のころから何も変わらない。

 

 

おもしろかった!

ちゃお〜☆

 

にしけい

 

 

 

 

 

 

 

 

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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