真の魔王ほど無難だよ!

(今回の記事はくだけた感じで書いてますので、ご了承ください)

 

「◯◯は悪!」とか「△△な人はやめた方がいい!」とか「▲▲はXXである」とか、「強い言葉」を使うときって結構弱ってるときなんだよね。

で、すごく人間っぽいなーと思っちゃう。

こういう言葉って包丁とか握りしめて「殺す!」って言って突っ込んでいくのと同じなんだよね。自分の手で「直接」殺そうとするわけよ。

でもさ、自分の手で直接殺すのってなんかダルいよね。エネルギーがかかりすぎるし、時間もかかるし、そのあとのことを考えるとコスパが悪い。包丁を洗うのめんどくさそうだし。

だから「直接手を下す」って相当な執着がないとできないと思うんだよね。だから、強い言葉を使っちゃうときも「自分が自分が!」になってるときなんだよね。自分に対する執着が強い時。自分が可愛いんだろうね。

魔界の王がさ、いきなり部下を差し置いて出張って「俺が直接村人たちを殺す!」っていう物語ってちょっと萎えない?

魔の「王」なら堂々とソファーにでも座って水晶玉から世界を眺めている感じで、余裕があるほうが良くない?

「俺が俺が!」ってなってるときって、余裕がないんよね。特定の個人攻撃する魔王ってなんか嫌じゃん。ダイの大冒険のハドラーみたいに、小物感というか人間感あるじゃん。(ハドラーは人間ぽくて好きだけど)

 

天は直接手を下さない

 

僕の中で「天の話ほど無難説」というものがありまして。

「天気の話」「経済の話」「災害の話」とかって「天の話」なんですよね。

どうしようもないことであり、みんなに共通して働いている力。

「天」って、直接手を下さないんだよね。

 

「なんか死にたくなる雰囲気」とか「鬱になる天気」って全体に同じように働く。

誰か特定の人を選んで「自殺してよ」と言ったりしないし、包丁を投げつけるわけでもない。

ただ、そういう雰囲気にするだけ。自分で手を下さず、みんな勝手に影響を受けて反応して、行動する。

晴れたら晴れたでハッピーな人もいれば、アンハッピーな人もいる。立場が違うと反応も変わる。でも天自体はみんなに同じように接する。個人に執着がない。

天は執着がないから、みんな許せるし、しょうがないって思える。だから、商談の最初に話題に出しても「そうっすね〜」って流したり、相槌を打ったりできる。

だからさ、なんか「神」とか「超常的な存在」が「直接的」かつ「個人攻撃」をすることってないんだよね。

神も個別に対応を変えるってめんどくさいでしょうよ。それぞれに違った対応をするって「差別」や「特別視」してるってわけだから「執着」してるわけよ。そんな神いるんかなって思うよね。

僕が神だったらめんどくさすぎて、絶対やらない。地球全体に金粉を降らせるか、全員に同じ大きさの岩を投げつける。岩を発注するのも、同じ規格で大量に発注したほうが値下げ交渉できるじゃん。

で、さっきの魔王の話とつながってくるんだけど、魔王って「全員に恐怖心を与える存在」であって欲しくて。

特定の誰かだけを執拗に攻撃したり、村に火をつけるのは、「魔王の恐怖心」に反応しちゃった下っ端がやることだと思うんだよね。

で、それを言葉でやってる状態のときって「個人攻撃」とか「特定の範囲の人たちへの攻撃」って感じになるわけね。

何か大きなものに反応しちゃってる状態のときに、強い言葉が出ちゃう。

もし「神があなたに怒ってます」とか「天があなたを助けたのです」っていう人がいたら、たぶんそれは「人間に近い神っぽい存在」だと思ってください。

何度も言いますけど、もっと外側にいる「天の存在」はめんどくさすぎて、あなたの日頃の行いとか、個人的な天罰とかやらないと思います。あくまでそれを「天罰」とか「ご褒美」と感じているのは、人間側の勝手な妄想なんですよね。

 

今日のまとめ。

天は直接手を下さない。

執着がないから話題に出せる。

話題に出てくるってことは長期間認識される存在になれる。

 

今日からみんなもなるべく魔王になろう!

人間だから限界はあるけど、可能な限り魔王になろう!

真っ赤なソファーに座って、ドクロの杖を持った参謀のジジイみたいなやつと、意味のない戦略会議をやろう!

狼獣みたいな部下に「血の気が多いことは悪いことではあるまいが、しばし待っておれ…(ニヤ)」とたしなめよう!

真の魔王ほど無難だよ!

 

にしけい

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

にしけい (西田圭一郎)

1987年富山生。工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いや相術を生業にしています。三児の父。本と旅とポケモンと文章を書くことが好きです。学生気分が抜けません。詳細はこちらから

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