オンライン・動画講座だからこそ「当事者意識」「余白」を生み出す仕組みが必要

ちょくちょくオフラインの講座は開講していますが、やはり今主流はオンライン講座です。オンラインはリアルタイム受講もできますが、録画受講もできるという点で非常にメリットがあります。1度の解説でも時間差で受講できますし、発信する側としても非常に楽になりました。

しかし、動画講座は動画講座でデメリットがけっこうあります。動画講座はリアルタイムではないので「古い情報」になります。僕自身、自分で解説した過去の動画を見直すと同じタイトルの講座でも「今だったらもっとわかりやすく説明できるのに」とか「ここの考え今だったら◯◯なのに」という点が多々出てきます。1ヶ月前に収録した動画でさえ「古いな」と思ってしまうので、そういうのに堪えられなくなったものは刷新するために改めて同じタイトルの講座を開講したりしています。が、やはり「リアルタイム」で走り続ける状態には及びません。

毎週末何かしら講座を開講していますが、やはりオフラインで皆さんと面と向かって双方向のやりとりがあった講座の方が僕自身何十倍もの価値があったのではないかと考えています。その差のひとつが「考える時間」です。動画講座では僕が一方的に占いについて解説しています。動画講座は確かに自分が好きな時間に好きなタイミングで受講することができます。

しかし「インプット」はできますが「アウトプット」はできません。疑問に思った点や自分の考えなどを気軽にアウトプットできるのはやはりオフラインの醍醐味とも言えます。そして、何よりも「当事者意識」が下がってしまうので「能動性」が減ってしまいます。僕の講座では途中、実占をもとにした例題がよく出てきます。むしろ実占が一番勉強になると考えています。これも動画講座だと動画のタブをスクロールしてしまえば「答え」がすぐに出てきます。そうなのです。「考える時間」という余白がないので、習得度が著しく減ってしまうのです。

オフラインと違い、その場で「当てられる」という緊張感もないので、能動性が減ってしまいます。ただの「情報の垂れ流しをインプットしている」状態になります。

それでも熱心な方はお問い合わせフォームから質問してくださったり、オンラインサロンなどでも質問を投げかけられます。僕自身、気学を初めて教わった時に「いつでも質問したい」という気持ちがあったので「質問は随時受付中」にしています。授業を受けている最中に質問が出にくいのは「当事者意識」が薄いからであって、実際自分が現場に立って占うと「これどうするんだろう」ということが頻出します。これはベクトルが自分に向いているからです。逃げられないからこそ、考えるし、教わったことを反芻する機会になるのです。

正直質問が発生しないのは当事者意識が薄いからだと思っています。特に動画受講になると、本当にインプットに傾倒するので「自分で考える」という機会が減ります。なので、今後なるべく講座の中に「確認テスト」のような場と時間を設けることにしました。

180人の手相を2日間で解説するという「手シュタルト崩壊講座」も、これも動画だと「ただ見ているだけ」になりやすいので次回は受講される方に考えてもらうような仕組みを企画中です。

正直、お金を払ってもらって受講してもらう以上「少しでも多く何かを得て欲しい」という気持ちでやっています。占い師を目指す人、趣味でやっている人、なんとなく受講している人…受講される方の熱量やモチベーションにはバラつきがありますが、やはり貪欲に少しでも多くのことを学んでもらうにはどうしたらいいのだろうかと考えるわけです。このような悩みは講座を開講し始めた2015年ごろから常にあって、その度に講座の内容を変えたり試行錯誤してきました。

僕なら「払った金額以上のことを得たい」と全部リアルタイムorマンツーマンで受講できる機会を増やし、質問できる機会をフルに使って…と考えるのですが、そこまで考えている人のほうが珍しいのかもしれません。

オンラインでも「当事者意識」と「考える余白」を意識した講座内容を組み立ていきたいと思います。

小学校のころ「なんでテストなんかやるんだろう」と常々思っていましたが、一周まわってようやくテストをやる意味がわかってきました…。

テストすることが全てじゃないですし、ゴールではないのですが、やはりある程度必要なのですね…。

にしけい

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