お引越しのご相談をたくさん頂きます。お引越しや家相のご相談は物件が決まるまでご相談に乗らせて頂いております。引越しや物件選びはこだわらなければ条件に合うもので良いですし、すんなり決まるのですが…
やっぱりこうして気学を実践し生業とする身としては「これはまずいな」とか「ここはキツイな」といったこだわりが出てきます。
お客様の中にはネットの情報などをみて独学で方位や物件を決められる方もいらっしゃいますし、それで納得できるならそれでいいと思います。しかし、中にはやっぱり「ネットの情報見すぎてわからなくなった」とか「こだわりすぎて決められない」という人もいます。
まず、ネットの情報は多くが「釣ろうとして」書かれている記事が多いです。脚色・誇張・検証していない情報がたくさんあります。正しい情報を伝えるよりもアクセス数や注目を集めたいという純度の低い情報がたくさん転がっていますし、それがあなたにとってマッチした情報かというとそうではありません。
それに「こだわるポイント」は意外と少なかったり、シンプルだったりします。
それでも物件が決められない・見つからない人の特徴として…
・頭で考える ・理由を探す ・正解を求める |
この3つが挙げられます。
頭で考えたり打算が入ると泥沼化しやすい
物件や土地探しや引越しにおいて「打算」や「合理性」が入ると、ちょっと危険な事態に陥ることが多いです。この場合の打算や合理性はポジティブな意味ではなく、「ケチる」というニュアンスが近いです。
例えば…
・家賃が安くなるからこの物件にしたい ・ローンが組めなくなるから早く家を建てたい ・通勤時間を考えたらこのエリアがいい ・この土地のブランド名に憧れているからここに住みたい ・定年退職したら引っ越そうと考えている ・物件を見に行く時間がない ・ソファの色とか変えれば運気変わるんじゃないの? ・手当が出る物件だから、ここに住みたい ・引越し代がそもそももったいない ・不動産屋さんがこの物件しかないと言うからここにします |
こういった「頭で考えた理由」や「打算的」な理由で、物件探しや引越しの「手を抜く人」「ケチる人」がいます。最終的に決めるのがご本人なので良いのですが、ケチった分それなりの結果になってきます。既に病気や事故といった重大な現象が出ているのにもかかわらず、環境を変えない人もいます。
気学実験私見録などにも書いていますが、物件は住む年数が長くなればなるほど雪だるま式に現象が強く出てきます。たくさんの人たちの住環境や引越しのデータを検証した結果、これは揺るがない法則だと思います。
逆に言えば住環境を変えることで流れを大きく変えることができます。そういったときに「ケチろうとする心」は大きな決断をする上で邪魔になってきます。
理由を追い求めるならとことんやって欲しいけど…
何にでも「理由がある」と思われている方もいらっしゃると思います。それゆえ「この物件がダメな理由は何ですか?」と何度も聞いてくる人もいます。もちろん僕はそれを説明しなければならない立場にあると思います。
しかし実は「理論」というのは時に危険です。理論自体が言語化され、デジタル化されているものですから「だいたい」は合っているかもしれませんが、細かい部分は違ったりします。言葉の受け止め方や解釈によっては真逆の意味として受け止められたりもします。
「理論」になっているということは「法則化」していて「大衆化」していて「再現性」がある必要があります。ある程度は理論が構築されているものもあります。しかし、最終的には言語化できない、理論化できない部分に答えがあったりします。これがけっこう危険なんですね。
また、「理論をどうしても求めたい」という人に限ってネット上の情報だけで「それっぽい納得」を得て済ませようとします。それだけ興味があるなら本を読み漁ったり、古書店に足を運んでもいいのに、全然それをしないんですね。
結局のところ「ケチっている」んですね。そんなことをする時間がないぐらい忙しい方が多いですから、僕のような生業が成立するのでしょうけれど、ちょっともったいないなと思って見ています。
話が少しそれてしまいましたが、理論に溺れるならとことん溺れて欲しいし、中途半端に理論に頼るなら頼らない方がいいと思います。
それっぽい理由で納得して思い込むという方法もあるにはあるのですが、これも人によって効果の度合いが違うのであんまりおすすめしないです。
「正解」の条件が多ければ多いほど…
物件や土地も生き物ですから「個性」があります。人と同じように「過剰な要素」もあれば「不足している要素」もあります。何度も言いますが、物件は生き物なんです。「完璧」はないんですね。住む人によっても変わりますし、使い方によっても変わりますし、時期や状況によっても「良し悪し」の解釈は変わります。
「失敗したくない」「私が選ぶ物件は完璧で何の問題もない」というような分化傾向の強い人も物件が決まらない、見つからない傾向があります。「条件」が多すぎるんですね。
立地・築年数・賃料・間取り…といった現実的な要素に加えて気学の要素を足して見ようとするわけですから、この条件に合致する1件ってそうそう見つからないんですね。
もちろんこれを見つかるように、マイナスを減らす、プラスを増やすことが僕のお仕事でもあるのですが、完璧を求めれば求めるほど不幸を招きます。
結婚相手探しと同じで「他者に求める正解の条件」が多いければ多いほど、自分に自信がなかったりします。で、おもしろいことにこういった要素が解消されていくと、自然と「お、いい物件出てきてるなぁ」と出てくる物件の質が変わってきたりします。これは見ていて非常におもしろいです。
ということで、下記のような方々に向けて「賃貸物件選びで最低限確認しておきたい気学のポイント講座」を開講します。
・引越しをしようと考えている人 ・今後引っ越す予定がある人 ・引越しが多い人 ・気学をかじってよくわからなくなった人 ・物件探しで難航している人 ・レンタルおじさんをしている人 |
とりあえず今回は「賃貸物件編」ですが、土地や中古住宅を選ぶ上でも参考になるポイントをお話いたします。
賃貸物件選びで最低限確認しておきたい気学のポイント講座 詳細
■開催日時:
2021年10月17日(日)10:00-13:00
■受講形態:
・リアルタイム受講(zoom)
・録画動画受講
当日参加できない方も動画受講OKです。何度も見直していただけます。
■必要なもの:
・ネット環境
・PDFデータを閲覧できる環境
■受講料:
5,000円 (テキスト代/税込)
物件探しや引越しの際のお役に立てれば幸いです。
にしけい