【五行】金生水の意味がようやくわかりかけてきました。

東洋系の占いには必ずと言っていいほど「五行」がついてまわります。木火土金水ですね。僕も最初気学を勉強し始めたときにいろいろ本などを読み漁っていたのですが、五行の「金生水」だけがイマイチピンときませんでした。

金から水が生まれるってどういうことなのか。「金属が冷えると結露して表面に水滴が形成されるから金は水を生み出すと昔の人は考えたんだよ」という説明する先生もいましたし、実際今もそういう風に認識している人も多いと思います。確かに実現象に落とし込めばそうかもしれませんが、なんとなく納得がいきませんでした。

結露して金属に付着した水分は逆に金属を錆びさせる原因になります。それなら水剋金になってもおかしくありません。このような疑問が生じた時、一度具体的な現象から離れて、もっと抽象的に考察していかなくてはなりません。

そして、こういった多くの人たちが「当たり前じゃん」と思うような根本的なことを疑っていくと、おもしろいものが見えてきたりします。

金の認識

僕はまず「金」の認識を変えることにしました。つまり「金=金属」ではなく「金とは何なのか?」ということを深く哲学していくことにしました。

いちおう、僕の中で九星が一番イメージしやすいので、九星の具体的な象意の共通項を見出していく作業をしました。たくさんの事象の中から共通項を見出す作業が昔からけっこう好きなのです。なぜなら「楽できる」「覚えなくていい」からです。なるべく省エネで努力したくないんですよね。

ということで、六白金星(乾)と七赤金星(兌)をより抽象化していった先にいきついた答えが下のイラストです。

究極的にいうと、六白は「○(球)」で、七赤は「( かっこ」で象意をすべて説明ができます。丸いものと凹んでいるものです。

例えば、六白には「神社仏閣」という象意がありますが、球体は「どこまでいっても欠けや変化がない完全な存在」というところから派生して「神」とか「仏」といった「揺るがないもの」を祀っていることから神社仏閣が挙げられます。

逆に「完全なもの」ということで、最近だと完全食とされる「サプリメント」や「プロテイン」なんかも六白に入ってきます。

気学の象意は基本的に「連想ゲーム」なので、連想ゲームの大元である抽象化したものさえ理解しておけば、あとはどんな具体的な事象が出てきても象意分類できます。いやー楽チンです。

他の九星も抽象化作業は終わっていますが、今回は六白と七赤だけピックアップします。

ここでさらに、六白と七赤の「金」の共通項は何かを考えていきます。○と(の共通項を考えていくのです。

六白は「全体を包括する外側の存在」で七赤は「受け入れる器」です。つまりどちらにも「受容性」があります。

断易に「父母爻」という用語がありますが、表現的にはこれが近いと思います。何かが活動したり、存在するための「場」を作る。そんな存在が「金」をより抽象化していった先に出てくるキーワードなのです。

金=包み込む器

そして、我々人間を「包み込んで受け入れてくれる器」ということを考えると、いろいろ連想できますが…

その1つが「天(空)」です。天、すなわち宇宙は地球を包み込んでいるように見えます。地球が存在するための「場」が「金」なので、金は天であり空なのです。そして、この空からは「雨」が降ってきたりもします。雨。水です。金生水です。

金が作り出す場には一種の「圧力」のようなものが存在します。内側に内包しているものを凝縮するような方向性でゆるやかに、時には激しく圧力がかかっています。この「外からかかる圧力」という意味から連想して、実社会に落とし込むと「ルール」や「規則」や「コンプライアンス」といったものが六白の象意として該当してきます。

また、器ということで言えば人間が人間を作り出す器ということで「生殖器」が挙げられます。人間に限らず、生物は「器」の中で発生します。まさにフラスコのように、中身を包み込むもの。それが金なのです。となってくると「アクアリウム」や「虫かご」も「金」としての側面があると言えます。

「水」には「具体的に形作られるもの」ということから「人間の形をしたもの」ということで「ロボット」や「人形」といった象意も挙げられます。なので、金の器(場)で凝集して出来上がる「肉体」も「水」なわけです。金生水は「生命誕生」のフェーズでもあると考えられます。


ということで、金生水は「金属に集まる水滴」という意味だけではなく、「無形から有形を生み出すフェーズ」として考えることもできますので、いろいろ想像したり連想したりして楽しんでみてくださいね。

にしけい

その他の記事
Scroll to Top