任天堂から学ぶ「捨てない」「たくさん作る」「タイミングを見る」戦略

 

NINTENDO64、メガドライブのソフトが遊べるNintendo Switch Onlineの追加プランが発表【Nintendo Direct】

2021年9月24日午前7時から配信される、任天堂の新作情報番組“Nintendo Direct 2021.9.24”(ニンテンドーダイレクト)。本イベントにて、Nintendo Switch Onlineの追加プランが発表された。

 

NINTENDO64は僕が小学6年ごろに発売されたゲーム機で、発売当初「スーパーマリオ64」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」をはじめとにかく夢中になったゲーム機です。1996年に発売。20年以上前に遊んだゲームたち。次から次へと新作が発表される中でも、このニュースを見て「またやりたい」と思った人は僕だけではないはずです。

あの頃小学生だった僕ら世代は社会人になり、ある程度金銭的余裕が出てきます。500円玉をもらって「やったー!」と喜んでいたあの頃の僕らは飲み会に5000円使うようになっています。

任天堂は新しいゲームを作ったわけではありません。それでも「やりたい」と思うし、あの頃やれなかったゲーム、友達の家で羨ましいなと思っていたゲームソフトも、今は買うことができるようになっているわけで、実際に購入する人も多いと思います。

「タイミング」が合えば、いつ作られたものでも「ヒット」したり「再評価」される可能性があります。

 

手持ちのカードを増やす

 

とある作曲家の方からお伺いしたのですが、大手プロダクションから発売される曲はコンペが多いそうです。コンペには毎回多数の応募があるわけですが、ほとんどの方が「そのコンペのためだけ」に曲を作るそうです。そして、そのコンペが終わったあとの曲はお蔵入りになり、世に出てくることはないそうです。

しかし、何度もコンペを勝ち抜いている人は「過去に作った曲」もストックして、コンペに出すそうなのです。曲を作れば作るほど「手持ちのカード」が増えていきます。あとはそのカードをどのタイミングで出すか…ということが結構重要らしいのです。

コンペで勝ち抜けない多くの人が「1回使ったカードは捨てる」という考えなので、その分労力がかかり、ダメだったときの精神的負担が大きいです。自分には才能がないと辞めたり挫折する人も多いそうです。

昔から、ヒット商品やヒット作を生み出す人たちは「多作」と言われています。生涯にわたってとにかくたくさん生み出し続けています。その中のひとつ、いくつかが「見合ったタイミング」でヒットします。

 

このお仕事をやっていると、本当に「間」の重要性を感じます。間は「時間」と「空間」です。「タイミング」と「環境」とでも言いましょうか。同じことをしていてもタイミングと環境によってスムーズにいくこともありますし、逆に全然だめなこともあります。

中華料理屋でフルコースを食べたあとのお客さんにピザを売る。売れる可能性は高いでしょうか、低いでしょうか。多くの人が「お腹がいっぱいだからいらない」と言うでしょうね。

「今」「この環境」でうまくいかないなら、何か「間」が違っているだけかもしれません。あなたは「何か変わらなきゃ」とか「もっと努力しなきゃ」と考えていませんか?意外とその必要はないかもしれませんよ。

あなたはあなたのままでも、案外「間」が合えば違った結果を生み出せるかもしれません。試行錯誤ができれば誰でも「よりよい間」に向かい始めます。ポイントは「ピザ作り」や「自分磨き」の試行錯誤ではなく、タイミングや場を見極める試行錯誤です。

「間違っていないか」を気にする人は「間」に向き合えていない可能性がある話 より引用

 

 

絞れば絞るほど自分の首を絞める

 

「自分はこの道で生きていくぞ!」と気合を入れて突き進むことも大事ですし、そういう場面も必要かもしれません。そういった集中力が求められる時期もあるでしょう。

しかし、特定の方向性にしぼればしぼるほど、それがだめだったときの反動が大きかったり、それが環境に合わないとどうしようもなくなったりもします。

 

■占うツールにこだわらない■

日々いろんな方々を占わせていただくなかで感じるのは「ツールにこだわらないほうがいい」ということです。

例えば、昨日は午前中に家相のご相談で、花札占いのお茶会をしたあとに周易講座のテキストを作っていました。こういうときって頭の中が「花札占いやりたい」とか「周易試したい」みたいな気持ちになって、どうしても「このツールで占いたい」みたいなエゴが出るんですね。

実は過去にこれでいっぱい失敗してきました。笑

先程急遽ご依頼が入ったオンラインでのご相談では、ご相談のお問い合わせ内容を見てなんとなく断易で占ったほうがいいかなーと思い、コインを握りしめていたのですが、最終的に立卦することはなく、顕現相術(現象)で問題が解決できました。

こんな感じで、最初から占う術やツールを限定したり、こだわったりしないほうが結果的にうまくいくことが多いです。

もしかすると、解決方法は占い以外である場合もあるかもしれませんし、もしかしたら「大丈夫ですよ」という一言だったりするかもしれません。

なので「手相だけ!」とか「今はこれをやりたい!」という風に「縛り」を作ってしまったり、特定のものだけを勉強する…というのはけっこうもったいないというか、こだわりって結局何の役にも立たなかったりすることが多いので、いろいろやってみるといいかもしれない…ということをいろいろやってみてようやくわかってきました。

あんまり先入観とかこだわりをもたないほうがいいかもしれませんね。

にしけいオンラインサロンに投稿した記事より引用

 

苦しいときこそ、こだわりを捨てて「手札」を増やしていく。

「いつ」「どこで」その手札が役に立つかわかりません。

このサイトも2015年からブログを書き始めて1000記事を超えました。まだまだ少ないのですが、過去に一生懸命書いた記事を読んでくださった方からご依頼を頂いたり、お問い合わせをいただきます。

とりあえず書いておく。何でも捨てずにストックしておく。とりあえず作り出しておく。何かを始める上で、まずはそんな軽い気持ちでいいんじゃないかなと思います。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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