先人たちは「思い込み装置」を作り出す研究に心血を注いでいたのかもしれない

 

占術を研究してきて到達したひとつの仮説…それは

先人たちは「思い込み装置」を一生懸命研究してきたのではないか?ということです。

 

方位

 

奇門遁甲や九星気学では移動する方角によって「何が起こるか」を予想し、吉凶を判断します。

時間・空間のエネルギーをいかに利用するかを考究する学問であり

吉凶を判断する際には「象意」と呼ばれる「偶然出てきた出来事」を分析します。

例えば

○月○日、東北方位へ200キロ移動した場合

「小高い山」や「不動産」が出てきて

訪問先では「プライドが高い人」が待っていれば吉方位へ移動している。

といった具合です。

ここでやむをえず「凶方位」へ行かなければならない場合

「逆もまた真なり」で「象意」の方を変えてしまい

西へ移動したのに東へ移動したといった違う方位へ行ったと思い込むテクニックがあります。

 

方位Aへ行ったらBという象意が出てくる。

しかし、方位Cへ行かなければならない。

ならば、方位Cへ行った先でBという象意を出せば方位Aの作用を受けられる。

 

このテクニックを巧みに利用している占術のひとつに「ザ・コード」というものがあります。

 

「色と数字」という象意から、逆算してその人物の性質を読み取ろうという「思い込みを逆利用した占い」です。

このように、方位では「象意」という形で「思い込み」を巧みに利用しています。

 

家相・風水(陽宅風水)

 

家相も方位と同じで、その家の癖からそこに住む人に何が起こるかを予想する占いです。

家の形を変えることで、起こりうる事象を変える作用があります。

 

「思い込み装置」という点では風水の方がその要素が強いです。

関連記事:家相と風水の違い

 

風水は家の形、住宅環境、家具の位置や色などを巧みに変化させ

「良い思い込み」を作り出すことに特化しています。

風水は思い込み装置の代名詞といっても過言ではないでしょう。

 

墓相(陰宅風水)

 

家屋や建物の風水を「陽宅風水」と言い、それに対して墓相を「陰宅風水」と言います。

お墓は「先祖がいた」という情報を強く思い込むための、思い込み装置そのものです。

先祖(理由)が濃くなると、子孫(結果)の存在も濃くなる、つまり「生存確率が上がる」という仕組みです。

関連記事: 時間がなくてもお墓参りに行っておいた方がいい理由(原因を濃くすると結果が濃くなる)

個人的には風水よりも家相よりも墓相の方が大事なのではないかと考えています。

なぜなら、その家のお墓の状態が、そのままおうちの間取りや家の状態に反映されているケースが多分にあるからです。

陽宅・陰宅合わせて「思い込み装置」を作ることが肝要です。

 

衣服・ファッション

 

我々が普段身に着けている衣服も「思い込み装置」のひとつです。

自分の肉体や境界線を強く認識し、存在していることを思い込むことも衣服の役割です。

関連記事:人はなぜ服を着るのか・人が服を着る理由

 

手相・顔相の整形

 

手相や顔相を整形で変えることも「思い込み」でしょう。

「自分の鼻がもう少し高くて、目が二重だったら自分はキレイなのに」という強い思い込みを具体化させて

自分をキレイだと思い込ませるテクニックです。

自分に自信がもてて、前向きに生きられるなら僕は整形をしてもいいんじゃないかと思います。

逆に思い込みがそこまで強く得られないのであれば、整形する意味もないのかなと思います。

 

思い込み・引き寄せ・量子力学

 

先人たちはこれらの「いかに思い込みを作れるか」という研究に心血を注いできています。

 

量子力学でも「あると思い込んだら存在する」という思い込みの力が証明されていますし

医療の現場においても「プラシーボ効果」が認められている以上、思い込みによって未来を変える力を否定することは出来ないと言えます。

 

水はなぜペットボトルから漏れてこないのか

 

僕らの肉体は60%が水で出来ていると言われております。

水は体積のうち3割が水分子ですが、残りの6-7割は「スカスカの何もない状態」だと言われています。

つまり我々の肉体の30~40%がスカスカなのです。

 

そのスカスカの隙間には何があるのか?

それは「情報」があると言われております。

 

本来ペットボトル(PET)は重合された状態ですが、厳密に言えばスカスカなのです。

それなのにペットボトルに詰めた水がその隙間から漏れて染み出てくるようなことはありません。

 

その理由として、水の6-7割のスカスカの隙間に「水の形状を保つための情報」が保持されているからだと言われております。

この我々の肉体に含まれている情報が、強烈な情報(思い込み)によって書き換えられることは考えられないでしょうか。

思い込みによって肉体が元気になったり、手相が変化したりする。

お金が出やすい家の形の家を建てれば、その情報が未来を書き換える。

 

いかに思い込みを変えるか

 

「生き残る知恵」の研究をしてきた先人たちの主張や考えを要約すると

「すべては思い込み」と言っても過言ではないかと思います。

この思い込みをいかに変えるか?

まだまだ発見されていない方法はたくさんあると思います。

 

もしかしたら「すべては思い込みだ」と思い込んでいるのもただの思い込みかもしれませんけど。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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