Facebookの投稿を見た妻の友人から妻に
「あんたの旦那何やってんの?大丈夫なの?」と連絡があるそうですが
いちおう、まだサラリーマンやっています。にしけいです。
しかも、最近は新卒採用の面接官をやったり求人活動をする側でもあるんですよ。
サラリーマンは楽
求人活動をやっていますと
自分と学生の間に大きな「社会人像の違い」があることをヒシヒシと感じます。
正直、セミ自営業をする自分としては
サラリーマンという選択は「楽な道」だと思います。
もちろん、人や立場によって異なるんでしょうが
仕事を休んでも定額の賃金が得られますし、その他メリットがたくさんあります。
しかし、サラリーマンである自分が「全て」になっている人が
まだ結構いるし、就活生たちもそのような認識の子が多い気がします。
会社があって、自分がある?
確かに、給料をもらって
そのお金で今の自分が生活できている以上
会社ありきのプライベートなのかもしれません。
しかし、賃金を得る方法は無数にあります。
もっと言うと、賃金すら不要かもしれません。
生活できれば良いわけですから
自分で野菜を育てたり、魚を獲ったりして自給自足ができれば
極論、お金は必要ありません。
とりあえず、お金があればモノと交換できるし、いろいろと便利だから稼ぐわけであって
実際はお金がなくても生活しようと思えばできるはずです。
そのお金を得ようとするシステムの最高峰が「会社」であり
そのシステムの一部を担うことで比較的楽に賃金が得られます。
これは、バイトでも派遣でも一緒です。
誰かが考えたお金儲けのシステムに協力するだけなわけですから
言ってしまえば、そこまで考える必要がないわけです。
この楽々お金儲けシステムを「自分の全て」だと思い込むのはいかがなものかと思います。
心の中に「サラリーマン事業部」を作る
僕は決してサラリーマンを卑下しているわけではありません。
冒頭に書いたように、僕もサラリーマンをやっているわけですから。
そんな自虐ネタを書くために、この記事を書いているわけではありません。
ただ、もっと「自分本位」でいいんじゃないかと思うのです。
会社の中に浸かっている自分が自分の全てではなく
自分の中に「サラリーマン」という顔があり、あくまで一部だという考え方を推奨したいのです。
会社組織の中に「○○事業部」というセクションがあるように
自分の中に「サラリーマン事業部」というセクションを作るのです。
転職活動は趣味の一環
サラリーマン事業部はあくまで「自分」という会社の一部であり
趣味である「テニス」や「英会話」と並列だと思ってください。
事業部のひとつなわけですから、転職活動をしてみてもいいわけです。
「転職」は趣味を変えるようなものですから
「テニス」から「野球」へシフトするのと同じ感覚でもいいのです。
僕も今の会社に入社して5年目になりますが
かれこれ3回、転職活動をしています。
転職活動は異業種や他者を知ることで、逆に自分の会社の立ち位置や中身がよく分かります。
比較してこそ見えてくるものがあるのです。
「テニス」をしながら、野球や卓球の見学に行くような感じです。
そこでやっぱり「テニス」が良いなら戻ればいい話で
僕が思うに転職活動は「今の会社が最高にいい!最後まで働きたい!」と考えている人ほど、やった方がいいと思います。
ある意味、バドミントンをやってみてテニスを知るような感じです。
サラリーマン事業部のメリット
サラリーマン事業部(サラリーマン)のメリットは結構あります。
当たり前のように感じるかもしれませんが
自営業を経験してみて分かった「サラリーマンならではのメリット」がたくさんあります。
□休んでもお金がもらえる
□福利厚生がある
□保険・企業年金などの金銭的負担軽減
□趣味以外の普段会わない人と会える
□思わぬ人脈ができる
□社会的信用度を活用できる
□趣味では身につかないスキルが身につく
などなど…
僕の中では「朝8時半に一定の場所へ行く」という点以外は
概ね現在の会社で働いていることのメリットは結構大きいと思います。
そして、主体を「会社」ではなく「自分」に置き換えるだけで
考え方が弛緩し、いろんな可能性が広がります。
既に僕の本業は「占い師」になっておりますが
やはりこれも「サラリーマンの安定した生活」から生じており
さらに「サラリーマン事業部」という認識があったからこそ発展してきたお仕事だと思います。
まとめると
「サラリーマン」があなたの全てではないと同時に
「サラリーマン」という選択をすることも「自由」であり
必ずしも自営業や独立することが「自由」とは限らない。
真の自由は、形式にすらこだわらない「自分」を確立することだと思います。
株式会社自分 にしけい