本当に自信があるなら誰にでも紹介できるよね?勧誘に感じる違和感の正体について

僕がネットワークビジネスや各種勧誘に違和感を覚えるのは、「相手を選別している」ように見える点です。つまり、「この人なら興味を持ってくれそう」「この人は難しそう」といったことを判断しているように感じられる部分です。もし商品やサービス、あるいは信念に本当に自信があるのであれば、誰にでも同じように紹介できるはずですし、後ろめたい気持ちが一切ないなら堂々と話せるのではないでしょうか。それを扱っている自分を恥ずかしく思う必要もないはずです。

もちろん中には堂々と恥ずかしがることなく商品やサービスを紹介される方もいらっしゃるのかもしれません。しかし、多くの場合「この人なら受け入れてくれそう」「この人は無理そう」と相手を測っているように見えます。これは、特定の基準だけで人を判断しようとする行為で、「狙いやすい相手」を探しているような印象を与えてしまいます。そのように判断されることを、快く感じる人はいるでしょうか。

いくら言葉で美しいことを語っても、根底には「この人なら説得できそう」という計算があるのではないでしょうか。勧誘して断られて傷つくのを避けたいがために、相手を選別しようとしているように見えます。つまり、結局は自分の気持ちを優先しているということです。自分は傷つきたくない、失敗したくない、でも何かしらの利益や安心は得たい。そんな心理状態の人が、こうした行動に走りがちなのかもしれません。

繰り返しになりますが、本当に自信があって、心の底からその商品やサービスが素晴らしいと信じているなら、自然に紹介できるはずです。相手を選別するということ自体が、どこかに「やましさ」や「不安」があることの表れなのではないでしょうか。痴漢や変質者と同じように「ダメなこと」「後ろめたさ」のようなものがあるから、 ターゲットを見定めるのです。

一番の問題は、そのような状況に自分を追い込んでしまっていることに気づいていない場合があることです。そして、この「追い込む」というのは他人からではなく、多くは自分で自分を追い込んでいるのです。
私たちの中には理想的なセルフイメージがあって、そのイメージが固定されて限定的になってしまうと、「何かおかしい」「自分はもっとできるはずなのに」という焦りが生まれることがあります。でも、現実というのはそんなものです。それ以上でもなく、それ以下でもない。ただそこに存在しているだけなのです。

「こうしなければいけない」「こうあるべきだ」といった勝手な思い込みが、どんどん自分を「だめなもの」としてジャッジして追い込んでいきます。もしそんな状況に陥っていたら、まずは頭の中に住んでいるジャッジマンを爆破させてください。「あれはだめ」「これはいい」「自分は正しい」「あの人はおかしい」といったジャッジマンを爆破してください。盛大に爆破してください。

あと、素直な気持ちで考えてみてください。本当にそれはやりたいことなのか。それをやっている状況を望んでいるのか。何をもって「豊か」なのか。より多くの人たちが豊かになる仕組みなものは自然と普及するし、自然と広まっていくはずなのです。

最後になりますが、喫茶店でせっかく出していただいたコーヒーに変な粉のサプリを勝手に入れないでください。まずは、コーヒー豆を収穫してくれたエチオピアの人たちに謝ってください。よろしくお願いします。

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。甘酒と文章を書くことも好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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