阿蘇にある「幣立神宮(へいたてじんぐう)」に行ってきました。
713年から続く神社で、樹齢15000年と言われる杉が御神木だそうです。
8月に「五色神祭」というものがあるらしく、赤・白・黄・黒・青の五色のお面が世界の人種を表しているらしく、世界はこの幣立神宮から始まった…!と主張する人もいるようです。
検索すると、少しムームーしい情報がたくさん出てくるのですが、実際に行ってみるとすごく気持ちの良い場所でした。


境内に向かって左手に降りていく小道があって、ちょっとした散歩道にようになっていました。少し地面はぬかるんでいたので、水をたくさん含んでいるような土地でした。

しばらく歩くと、日本の原風景のような水田が見えてきます。なんか急に「田舎の夏休み」にタイムスリップしたような気持ちになりました。境内もいい感じでしたが、ここも空気が爽やかでした。
水田の左手には池があって、「八大龍様の鎮まる聖域」と書いてありました。八大龍というのは雨乞いや海難など、水に関する神様8人の総称のようです。やっぱり治水関係の場所なのかもしれません。
湧水が湧いて池になっていて、都会では見られない生き物がたくさん棲んでいました。なんとなくここはそっとしておいたほうがいいなと思いました。
この神社はあれやこれやと理由や伝承といった「情報」で「すごい場所だ!」と思い込もうとするのではなく、ただ「なんだか気持ちの良い場所」として満喫するほうがいいと思いました。本当に気持ちのよいところあんまり言葉はいらない。
にしけい