むっつり(打算的に無関心を装う行為)の柔軟性を失うリスクについて

「むっつり」は「無関心なふりをしながら、その内情は違う」という意味があり、「むっつりスケベ」という言葉がありますが、本記事では性的な目的以外にも「打算的に無関心を装う行為」について言及していきます。

「むっつり」はリスクを可能な限り減らして、リターンを得ようとするわけです。攻撃や批判といったリスクを回避しながら、自分が優位になるように振る舞うわけですから、非常に打算的です。これが「むっつり」の本質だと思います。

むっつりは、先駆者や第一人者が失敗した様子を見て、うまくいっているところだけをかすめ取ろうとするような狡賢さがあり、逃げ道を用意している場合も多いです。そういう生存戦略を取ること自体は悪いとは思いませんし、僕は他者の行動の良し悪し断ずるような立場にはありませんので、良し悪しは言及しません。しかし、好きか嫌いかで言えば、嫌いです。

打算的な行為は、「自分は失敗しない」「自分は攻撃されない立場だ」という固定されたセルフイメージが前提にあって、それを保持しようとする背景があります。

セルフイメージを固定・保持するわけですが、セルフイメージと現状に乖離があると、誤魔化しながら生きていくことになります。エネルギーを節約するために誤魔化したのに、誤魔化すことにエネルギーを使うことになります。つまり、セルフイメージの保持のためにエネルギーを使うことになります。なので、一時的にはメリットはありますが、長期的な視点でみると大きなデメリットが生じます。

「むっつり」な行動を繰り返す人は、「誤魔化す」という行為にもリスクが伴い、セルフイメージを保持しようとすることにもエネルギーを注ぎ続けなければならないことを肝に銘じてむっつりを続けてみてください。素直に解放して柔軟に生きたほうが楽なんですけどね。

自分は失敗しない・自分は賢いと思っている人ほどバカなんですよ。だから子供たちが言う「バカっていうほうがバカ」っていうのはめちゃくちゃ真理だと思うんですね。

何が言いたいかと言うと、「失敗しないようにすることが本当に賢いことなのか?」ということです。「失敗しない自分」という固定観念にとらわれることに警鐘を鳴らします。カンカンカンカンカン…!

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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