先日、これまでに書いた一部分の本を国立国会図書館に納本してきました。
納本はいつもお世話になっている本館ではなくて、西口の通用口から入ります。
入館受付を済ませ、緑色の入館証バッジを胸につけて、国内資料課に向かいます。
納本のときの持ち物 (納本出版物代償金を受け取るとき)
・本
・身分証
・印鑑
・本の価格がわかるもの
・銀行口座情報
納本は無償でもできますが、販売額の半額を受け取って納本することもできます。
納本手続き
事前に電話で納本の旨を伝えておけばよかったのですが、この日はとりあえず図書館に向かってみました。
代償金を受け取るときは「出版物納入書」に納入者の情報・本のタイトル・価格などを書いて提出するのですが、本のタイトルは書き間違えると書き直しになるので、少し緊張感がありました。
初期に書いた本はやたらタイトル名が長い本が多いので、「誰だこんな長いタイトルをつけたのは!」と心の中でブツブツ言いながら、書類を記入しました。今後はもう長いタイトルの本は出さないと納本の神に誓いました。
代償金は登録から2ヶ月後を目安に指定した口座に財務省から振り込まれるそうです。
今回納本したのは下記の15冊です。
■絵本で入門風水・地相・家相
■占いしめしめ
■エネルギーの話
■九星八卦象意具象集
■象意ドリル
■未来を変えるコーヒー占い
■混化分化理論
■花札占い入門編
■花札占い応用編
■易バナナ
■原始相術-真形長形理論-
■手相占いの使い方
■陰陽時空間手相術
■手相占いを本気で勉強したい人にまず知っておいてほしい疑うべき手相の読み方
■占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い
■気学実験私見録
納本が完了したら、皆さんも国立国会図書館で読むことができます。
納本してみて
納本自体は本を書いた人なら誰でもできるのですが、こうして自分が書いた本が後世の誰かの目にも止まるかもしれないと考えると非常に感慨深いものがありました。
納本が目的で書いたわけではありませんし、自分が書いた本を世に残したいという強い気持ちがあったわけでもなかったのですが、なんとなく自分が書いたものを受け入れてもらえる場所があるというのは、素直にありがたいなと思いました。もっと文章を書きたいな、もっと良いものを残していきたいなという気持ちがより一層強くなりました。
まだ、納本していない本や、本として形になっていない文章がたくさんあるので、ひとつずつ形にして少しでも自分の知見が誰かの役に立てればいいなと思いました。
本は時空間を超えた対話ができるツールです。時間と空間を超えてつながり合えるし、対話ができます。今すぐに分かり合える人が身近にいなくても、100年後や200年後には理解し合える人が出てくるかもしれません。
国立国会図書館は漫画や絵本や同人誌なども納本できるそうなので、今後は文章以外の書籍も作っていきたいなと考えています。自分の仕事がほんのちょっとだけ社会に受け入れられたような気がした納本体験でした。また、がんばろう。
にしけい