アルハンブラ宮殿入場時間まで時間があったので、街を散策します。
アルハンブラ宮殿のふもとからセントロまでは歩いて20分ぐらいです。意外と歩けない距離ではなかったです。
この日は日曜日ということもあり、地元のマラソン大会が開催されていました。長いアップダウンは続く道を続々と市民ランナーが走っていきます。
中にはベビーカーを押しながら坂を駆け下りるママさんランナーの姿も。あまりにも速すぎて写真が撮れなかったのが残念です。
しかも見ている限り1人じゃなくて2人いたので、ベビーカー併走型マラソンはグラナタでは普通のことなのかもしれません。
市内のカフェは10時頃からのんびり開き始めます。小腹が空いたので、ビブランブラ広場の近くにあるリラックスという喫茶店に入りました。
男性店員が2人雇用され早朝から肉体労働に従事していました。1人の店員さんに指差しでコーヒーと「これ!」と注文しました。
すると、なぜかトマトジュースが出てきました。トーストじゃないの?コーヒーとトマトジュースで3.5ユーロ。
もしかしたら、あの男性店員は初対面の僕に「そうそう、これこれトマトトーストと言えばミニッツメイドの…ってこれトマトジュースやろ!」という素人の日本人には高等すぎるノリツッコミを期待していたのかもしれません。
確かに僕は他人のボケを間に受け取ってボケを封殺してしまうところがあるので、彼はそれを僕に教えるために2.2ユーロという代償を払わせたのかもしれません。
「リラックス」という店の名に気を許しコミュニケーションへの繊細さを欠いていた自分が浮き彫りなったのです。
それでも小腹が空いたので改めて別の喫茶店でトメイト トスターダ!と注文したところ普通にトーストとコーヒーが出てきました。このお店はリラックスできました。
それからバスに乗り、アルハンブラ宮殿に向かいます。
市内からだと赤色の看板が目印のC3というバスでアルハンブラ宮殿まで行けることをホテルで聞いておいたので素直に乗りました。1.2ユーロ。
距離はそんなに長くないものの、グラナタは坂道が多いため180円ぐらいなら安いものです。
アルハンブラ宮殿は1日3000人という人数制限があり、日本からチケットマスターというサイトを通じて予約してから行きました。
チケット売り場はエントランスの奥に進んで右手側にありました。予約したチケットを発券機で発券します。
最初は一生懸命予約番号を入力していたのですが、何度やっても照会されず、またもや何かノリツッコミを求められているのかと思案しましたが、相手は機械…。
いくら人工知能が発達しているとはいえ、絶妙なセンスとタイミングが求められるノリツッコミをスペインの観光地のたかが発券機が処理できるわけがないと考えていました…。
が、どうも正解は予約時に登録したクレジットカードを挿入することだったみたいです。
ノリツッコミも処理できない見ず知らずのエスパニョーラマシーンにクレジットカードを入れるのはちょっと最初は抵抗はありますが、勇気をもって入れてください。
アルハンブラ宮殿の入場まで時間があるので、フランス人のおばあちゃんと世間話。
かたくなにフランス語を使い、譲歩のつもりなのかスペイン語で話すというおばあちゃんでしたが
ジェスチャーや写真なんかも交えて、家族や自分が住む街について話しました。意外となんとかなるもんですね。
さて、いよいよアルハンブラ宮殿です