「説得力」の話。

 

「この薬を飲めば、腹痛が治りますよ!最高の薬なんです!」

と言いながら、下痢をしてお腹を抱える。

「じゃあその薬はどうなの?」「その薬を自分は飲まないの?」となりますよね。

 

そうなってくると、その薬も、その行動も説得力が無くなってきます。

 

その言葉や主張が「正しいかどうか」よりも「説得力があるかどうか」のほうが大事です。

説得力を確認するためには、行動や事実を見ていく必要があります。言葉じゃないんです。

 

「これをすればうまくいく!」と言っている人が本当にうまくいっているかどうか。幸せそうかどうか。楽しそうかどうか。続いているかどうか。余裕があるかどうか。行動が伴っているかどうか。

言葉はとても便利なのですが、なぜそれを主張しているのか…という「背景」のほうが当を得ているような気もします。

 

 


「僕アンパンマン!」ってわざわざ言わなくても、アンパンマンだったら分かるじゃないですか。

「野球好き!」って言わなくても、楽しそうに野球をしてたら「野球好きなんだな」ってわかるじゃないですか。

「登山家です。山登りが好きです」って言っても、10年に1回、天保山に登るぐらいだったら説得力がないですよね。

本当に楽しかったら、写真撮り忘れるんですよ。そんなこともどうでも良いぐらい楽しいんですよ。

 

「分からせようとする」という行動ってなんか不自然で、打算が入るんですよね。純度が下がる。

張れば張るほど、中身がスカスカに。主張。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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