根本を変えるには自分の無意識の選択に目を向け続けることが大事なのかも

多くの人たちは「簡単に」「楽に」「劇的に」「すぐに」自分の流れを変えたがります。

ボタンを押せば黒色が一瞬にして全部ひっくり返って白色になるような。そのようなものを求めます。

一時的には問題が解消したり、自分が変わったかのような錯覚を得るものはたくさんあります。しかし、根本的な奥深くの問題を解決するには「時間」と「労力」が必要で「継続」が必要になります。

現象は「生き方の癖」のようなものに引っ張られて起きてきます。無意識にそれを選んでいます。そのほうが楽なんですね。なので「自分の人生にどこまで踏み込む気概があるか」ということが大事です。その際「がんばります!」という言葉は全くアテにならないんですね。

いくら口で「自分の人生を変えたいです!」とか「売上を上げたいです!」と言っても、やはり行動や現象が変わらないと意味がありません。根本を変えるには時間がかかります。焦ってはいけません。しかし、半年〜1年単位で見ても「同じような現象」や「同じような行動」が出てくるようでは、その期間「楽をしていた」としか言いようがありません。

何度も言いますが「継続」は非常に大事です。一時的に劇的に変わったように見えるものを求めていても、根っこが変わらないとまた同じ過ちを繰り返してしまいます。

いくら枯れた茶色の葉に緑色のペンキを塗って「元気そうな樹」に見せかけても、根っこが腐っていると葉も枯れていきます。しかし、根が元気ならいくら葉が枯れ落ちてもまた元気な葉が再生していきます。同じことを繰り返すなら「良い流れ」を繰り返したほうが圧倒的に効率がいいのです。

一時的に簡単に瞬時に結果が変わることは、長いスパンで見ると効率が悪いのです。時間とエネルギーをかけてでも根本的に流れを変えたほうが圧倒的にコスパがいいのです。

こういった言説は大衆受けしません。地味で当たり前のことを言っているからです。「簡単に劇的に変えられるもの」に目を輝かせているほうが楽で楽しいからです。しかし、そのツケを払うのは自分です。誤魔化し続けていてもどこかでツケを支払うことになります。箱の中に「見るべき現実」を押し込んで、蓋をして仕舞い込んだとしても、箱の中で腐敗し始めるのです。

「誤魔化して生きている人」には特有の目の動かし方や、文章の癖があります。一時的に何とかしてくれそうな「都合のいいもの」に飛びつきます。それをやめるにはまず現実を見る必要があります。その現実は現象をフラットに見るしかありません。自分の給料はいくらで、自分の肉体はこれぐらい衰えてきていて、自分の行動は、食事は、会社では…とにかく自分にベクトルを向けます。

見たくないものもあります。でも、目を背けた瞬間から根本を変えるきっかけを失います。誤魔化そうとしたくなる気持ちもわかります。誤魔化してくれそうな都合の良いものに目がいく気持ちもわかります。しかし、誤魔化していてもしょうがないのです。自分の過去の悲しみやコンプレックスも誤魔化すための材料だったりします。人は悲しみや怒りも捏造します。誤魔化すための材料がなかったらいとも簡単に創り出してしまうこともできます。

枯れた葉っぱに緑色のペンキを塗り続ける徒労はやめて、少しずつ、時間をかけて根本的に変えていきましょう。そのためには「継続」が必要ですし、誤魔化さないことが肝要です。少しずつ。確実に。丁寧に。できることから、です。

 

にしけい

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書いている

西田 圭一郎 (にしけい)

1987年富山市生まれ。化学系工学修士。商社の開発営業職を辞めて、占いとWeb開発などを生業にしています。趣味は読書と旅とポケモン。文章を書くことが好きです。三児の父。詳しくはこちらから。

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